ママタレとは、かくあるべきなのだろうか。あるいは1位の重圧が、狙いを狂わせてしまったのかも知れない。
3月6日に放送された「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に小倉優子が出演。「桃太郎」をはじめとする日本昔話への不満に対し、大上段に構えた。「パパママ有名人SP!」と題された今回は、昨年ORICON NEWSが発表した第2回「好きなママタレント」ランキングで1位に輝いた小倉にとって、面目躍如の舞台になるはずだった。
「番組内で本の読み聞かせの話になり、小倉は『桃太郎は鬼ヶ島に行くじゃないですか。鬼退治じゃなくて話し合ってほしい。悪いことはしちゃいけない。君はどうしたいんだ?って』と、悪者を暴力によって罰するストーリーを子どもに読み聞かせることへの違和感を口にし、続けて『カチカチ山とかもヒドイじゃないですか?(子どもに)どうすればいいのかわからない』と、勧善懲悪の物語に異を唱えたんです。すると、FUJIWARAの藤本敏史には『そんなん考えなくていい』と言われ、明石家さんまからも『子どもはもっと素直に受け入れてんねん。悪いことしたやつを成敗に行ったって』といなされましたが、小倉は最後まで『話し合おうよ』と譲りませんでした」(テレビ誌ライター)
これにネットでは「小倉優子の考えダルすぎ」「小倉の考え方は甘ったるすぎる」「子どものうちからそこまで教え込むのは詰め込みすぎだと思う」などと否定的な意見が多く寄せられた。
「小倉が『好きなママタレ1位』の座に上り詰めるほどの支持を得たのは、誰にでも共感される無難さではなく、誰に何を言われようと子どもを最優先して行動し、料理の腕を上げるといったその姿勢にあったはず。今回の発言は、バラエティ的役回りということを差し引いても、“子どもに愛を説く優しいママ”を狙いすぎてピントがズレたような気がしてなりません」(前出・テレビ誌ライター)
今年の「好きなママタレント」の順位を意識しすぎた!?