憤りを露わにしてしゃべりまくり、栄和人日本レスリング協会強化本部長を罵倒することで擁護するというアクロバティックかつ高圧的論理で、マスコミと世間を煙に巻いた、愛知県・至学館大学の谷岡郁子学長。それでいて、パワハラがあったのかと尋ねられると「わかりません」と多くを語らず、ネット上には「話をこじらせるために現れた」「威圧的な存在そのものがパワハラ」などと、多くの批判が書き込まれた。
そんな谷岡学長の経歴を3月22日発売の「週刊文春」が掲載。“上から目線”の生き様が克明に描かれている。
「谷岡学園の令嬢として裕福に育った谷岡学長は、至学館大学の前身である中京女子大学100年史にも登場しており、そこには家庭教師やお手伝いさんに囲まれたお嬢様育ちであること、小学校時に全教科で成績トップだったこと、上級生からラブレターをもらうと『あなたの通信簿と顔を鏡に映してらっしゃい』と一蹴したことなど、鼻っ柱の強いエピソードが記されているそうです。32歳で中京女子大の学長に就いた際には、令嬢の学長就任に反対した教授3人を解雇するという強権発動。この一件は裁判沙汰にもなっています。07年には参院選で民主党から出馬して当選するも、立候補前から支援を呼びかけるハガキを送り、事務責任者が公選法違反で略式起訴されています」(週刊誌記者)
谷岡学長のブチギレ会見以降、まったく無関係の志學館大学(鹿児島市)に、連日のように抗議の電話や批判メールが送られるという風評被害も起こっているという。
学生や選手に心ないメールが送られてくるために我慢ならなかったというが、逆に無関係なところにまで火の粉を撒き散らす結果になってしまったようだ。