仕事や何かしらの集まりなど、人前で話す機会 が多くあり、「どう話したらうまく思いが伝えられるのか」と悩んでいる人もいるのでは? プレゼンの機会なんてほとんどないという人も、あなたが気づかないだけで、実は日々プレゼンの機会は与えられているのです。
KEE’S代表取締役でミス・ユニバース・ジャパン公認スピーチサプライヤーの野村絵理奈さんの著書「年収を2倍にしたければ、その話し方を変えなさい。 成功者が実践しているロジカルな話し方マップ」(ポプラ社刊)によると、ビジネスではプレゼンという形でなくとも、そこかしこに「話す」シーンはあふれているといいます。例えば、「一対一でクライアントを説き伏せるとき」や「社内の会議で自分の企画を発表するとき」などです。そうしたシーンでポイントになるのは、「聞き手が欲しがる情報を伝える」「よい情報だけではなくネガティブな情報も伝える」ことなんだそうですよ。
また、フリーアナウンサー石田芳恵さんの「言いたいことが120%伝わる話し方:プレゼンや交渉も思いのまま!」(秀和システム刊)によると、大人はついつい「書き言葉」で話してしまう傾向があるのだそう。例えば、「具体的には、次のようになっています」と言えばいいのに、「具体的事案は、下記の通りです」などと、難しい言葉を使って話してしまいがちなんだとか。ていねいな印象はありますが、伝わりやすさからは遠のいてしまうと、石田さんは指摘しています。
人前で話すのが苦手だからと避けてばかりいては、成長は見込めません。ここで紹介したポイントを意識しながら、ぜひ日頃の会話やスピーチの際のヒントにして、どんどん経験を積んでいってくださいね。