渋谷すばるが今年いっぱいで脱退することになった関ジャニ∞。グループを取り巻く環境は何もかもが変わった。活動拠点も地元の関西から東京へ移っている。それでもなお続いている関西ローカル番組がある。「関ジャニ∞のジャニ勉」(関西テレビ)だ。
「2007年5月にスタートしたジャニ勉は、ゲストを招いたスタジオトークに加え、街に出てロケをおこなっています。ロケでは、さすがは地元と思える偶然にたびたび遭遇。昨秋、錦戸亮が大阪市蒲生区界隈をブラつき、まぐろが旨い立ち飲み屋で食レポをしていると、学生時代の担任教師にバッタリ再会しました」(テレビ誌ライター)
その日、錦戸は安田章大と街ブラ。カウンターだけの店内で、2人の前を堂々と横切る2人の中年男性がいた。その片方を錦戸は2度見、3度見。そして、「ちょっと待って。俺、知ってんねんけど」と驚きの声を上げた。なんと、錦戸が中学2年生の時の担任だった山谷先生だった。およそ20年ぶりの再会に2人はビールで乾杯。山谷先生からは、錦戸が中学生のとき、身長150cmに満たない小柄だったこと。すでにジャニーズアイドルだったため他校から女生徒が見にくるほどの人気者だったことが明かされた。さらに、週末は決まって仕事だったため、月曜日はしょっちゅう休んでいたという。
「安田も地元・兵庫県尼崎市を訪れた昨年、まさかの再会をしています。卓球バーでのロケが終わったあと、受付のお兄ちゃんと大盛り上がり。慌ててカメラが追うと、中学時代の先輩だったんです。安田は当時、先輩の教室にしょっちゅう遊びに行っていたとか。ちなみにその前後に立ち寄ったスウィーツ店の看板娘は、安田と同じ中学校の2年後輩でした」(前出・テレビ誌ライター)
同番組の前身は「ほんじゃに!」。昨夏、村上信五と渋谷すばるが大阪・天王寺界隈を歩いていたときは、同番組の元ディレクターと新世界の老舗喫茶店前でバッタリ遭遇。そのディレクターは業界を退いたあと、ミックスジュース発祥の店として有名なその店を引き継いでいた。さらに偶然は重なるもので、このロケ途中には、村上が司会を務める「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)の取材スタッフとも会っている。
今なお地元への愛と恩を忘れない関ジャニ。根強い人気の裏には、人間関係を重んじる人柄もあるかもしれない。
(北村ともこ)