解散KAT-TUNと堂本光一の知られざる関係、“問題児”を見守り続けた20年
今年3月31日をもって解散したKAT-TUNは、結成当初、メンバー間の仲が悪く、殴り合いのケンカに発展することもザラにあったという。
メンバーの上田竜也はグループについて、「仲いい友達が集められたわけじゃないので。各々のチンピラが集まっている」と過去にコメントしている通り「不良」のようなイメージが定着しており、先輩グループの嵐ですら「あんなとんがった革靴初めて見た。お前たち怖かったよ」と語るほどで、狂気すら感じさせたという。
先輩に対しても臆せず、個性を押し出していたKAT-TUNだけに、先輩からマジギレされることもあったようだ。8月18日に放送されたお昼のバラエティ『ぽかぽか』(フジテレビ系)にゲスト出演した上田は、「芸能界 あの時ギリギリだった怒られ話」というテーマで、KinKi Kids(現・DOMOTO)の堂本光一を怒らせて、出禁を宣告されたエピソードを明かした。
CDデビューを果たす前の10代後半から20代前半の頃、光一の主演舞台にグループで出演していたKAT-TUNだが、上田によれば「みんなが揃えなきゃいけない踊りを揃えなかったりとか、ピッチリ閉めなきゃいけない衣装を全部開けていたりとか、アクセサリーつけてたりとか…」と、数えきれないほどの無礼を重ねた結果、光一から「お前ら二度と俺の舞台に出るな」と、言い渡されてしまったというのだ。
「そもそもKAT-TUNは光一のバックダンサーとして結成されたグループですから、最も礼儀を欠いてはいけない相手と言えます。なのに、他の舞台出演者がジャージ姿の中、彼らはネックレスにジーパン、チェーン付きといったギラギラしたファッションで稽古に現れ、光一から思いっきり叱られたと、6月24日放送のバラエティ番組『人生で1番長かった日』(日本テレビ系)でも語っていました」(エンタメ誌ライター)
また、光一に楽屋に呼び出され説教を受けたものの、楽屋を出た後に「別に光一くん以外誰も見てないっしょ」とメンバーたちと愚痴を言いあっていたところを光一のマネージャーに聞かれ、上田は「それでさらに大激怒させるということがあったクソ野郎でございます」と、自虐的に自身のやらかしエピソードを紹介していた。
「何度怒られても劇的な改善は見られなかったことから、出禁を食らい、しばらくは共演する機会がなくなってしまったKAT-TUNと光一。光一も昨年3月に放送されたKAT-TUNの冠番組『KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン』(TBS系)にゲスト出演し、『みんなクソ野郎。KAT-TUNはひどい』と、KAT-TUNは全員がもれなくひどかったとバッサリぶった切っていましたから、よっぽどだったんでしょうね。それでも同回が番組最終回で、そんな重要な回にゲスト出演してくれたことを考えると、若い頃に出禁を言い渡したとはいえ、結局は光一の面倒見の良さがうかがえますよね」(前出・エンタメ誌ライター)
グループの解散を発表した際にも、光一から上田に連絡があったといい、その気配りからもKAT-TUNにとって光一は頭が上がらない先輩であることがわかる。
11月8日には解散ライブ「Break the KAT-TUN」が予定されているが、きっとそこには光一の姿も見られることだろう。
(本多ヒロシ)
