プロフィギュアスケーターの浅田真央が「選手生活22年間やってこられたのは、たくさんの人たちのサポートや応援があったから」との思いを込めたアイスショー『浅田真央のサンクスツアー』が、スタートとなった新潟での2公演を無事に終えた。
「準備をすること半年。浅田自身が構成から衣装まで考え、選手時代のさまざまなプログラムをメドレー形式で、オーディションで選んだスケーターたちとともに披露するショーです。ショーに出たことのないスケーターも少なからずいたため1日8時間練習することもあるなど、ほかでは類を見ない、入念で綿密な準備が繰り返されました。終了後のインタビューでは苦労を思い出したのか、感想を聞かれた浅田が、思わず涙をぬぐう姿が見られました」(スポーツライター)
公演は全国10カ所で開催されるが、ファンの間ではこのイベントを心配する声があがっているという。
「とにかくチケット代が安いんです。これから開催される長野を例にとると、いちばん高い席で7500円。そこから7000円、6500円、4500円とあり、立ち見も含む1階の自由席はなんと3500円です。普通のアイスショーであれば、いちばん高い席で2万円くらいするのが普通です。およそ半額以下で大丈夫なのかと気を揉んでいるファンがいるのです。それもこれも、すべては浅田のファンに対する感謝の気持ち。公演を行うのも、国際試合やショーイベントが行われる大都市はほとんどなく、ふだん試合とは縁のないような地域を回っています。チケットの購入もまず地元の人たち優先。第一次、第二次の県民優先販売が終わってから、ローソンチケットの先行販売、それから一般販売となっているんです。これまで試合にはなかなか来られなかったけれど、全国津々浦々で応援してくれたファンを第一に考え、値段もチケットの販売方法も浅田の配慮が働いているのでしょう」(前出・スポーツライター)
一説には、ネット上では7500円のチケットがすでに3万5000円、5万円という値で売買されているという。浅田の気持ちを無にすることにならなければいいのだが。
(芝公子)