かつて、ビジネスの世界では「勝ち組」「負け組」という分け方が流行った時期がありました。
年収、役職、良質のパートナー、家族、豪邸、高級車などさまざまな要素の戦いが存在したのです。
当時は、その戦いの決着がつかず、「本当の勝ち組、負け組とは何か」を追求する人々までいました。
そんな中、子を持つ主婦層にも、勝ち組と負け組は存在するそうです。雑誌「VERY」の調査によれば、子どもが男の子と女の子両方いる、夫の勤務先が官僚や大手商社、妻の仕事が自己表現のための趣味的なもの、住宅が都心のタワーマンションか郊外の洋風一軒家、旅先はハワイ‥‥などが勝ち組の要素として挙がっていました。
ご覧のとおり、基本的にはお金がベースになっているように見受けられます。
一方、2月にソニー生命によって行われた「女性の活躍に関する調査2015」では、女性の中でも専業主婦たちの本音を知ることができます。
そのなかで「現在の生活に満足している」と答えたのは、意外にも61.3%と多く、働く女性の48.7%よりも多い結果に。しかも「専業主婦は苦労が多いと思う」は45.7%で半数を切っていました。いまや専業主婦は比較的ハッピーな立場にあるようです。
さらに見ていくと「これからの人生で、注力していきたいこと」では、「健康」が72.3%とトップ、次いで「趣味」が56.4%、「家族とのコミュニケーション」が48.8%で、「貯金」の42.3%を上回っています。
このことからも、実際、専業主婦たちは金銭面というより自分の健康や趣味、家族との関係の改善を求めているように思えます。
あなたはとっては、どんな基準が“勝ち組”“幸せ”だと感じますか?