5月16日に急性心不全のために亡くなった歌手・西城秀樹さんの葬儀・告別式が26日、東京・青山葬儀所で営まれ、1万人以上のファンが集まり“永遠のヤングマン”に別れを告げた。そんな中、生前思い描いていた“ヒデキの夢”が、24日に放送された情報バラエティ番組「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)の中で明らかになった。
「この番組では、西城さんが4月25日に自宅で家族と夕食を共にした後、突然意識を失い40分間心肺停止。その後、蘇生したものの医師からは“もって一週間”と言われながらも22日間生きたことなどが妻・美紀さんの口から明かされました。番組の平均視聴率も8.5%と、前週の視聴率6.8%より大幅にアップ。改めて関心の高さが窺えました」(スポーツ紙記者)
その中で妻・美紀さんが、西城さんが亡くなる前に思い描いていた“夢”を明かし、話題を呼んでいる。
「その夢とは、2020年の東京オリンピックで『YOUNG MAN(Y.M.C.A)』を歌うこと。そのために、最近も厳しいリハビリにも取り組んでいたようです。これに対して、視聴者からは『ああ、秀樹に東京オリンピックでヤングマンを歌わせてあげたかった』『東京オリンピックでYMCAやって欲しかった』といった声がネット上にも数多く寄せられました」(前出・スポーツ紙記者)
さらに熱烈なファンの中には、「2020東京オリンピックでYMCAの合唱が響くと、私は思います」「会場にいるみんなでYMCA踊ろうよ」といった声が上がっている。
「青山葬儀所を訪れた多くの関係者からも2年後の東京オリンピック、4年後の“新御三家”デビュー50周年のイベントを迎えてほしかったという声が聞かれました。西城さん自身、『芸能界で歌のうまい人はたくさんいるけど、僕は病気をしたからこそ歌える歌があると思っている』と生前話していましたから心残りでしょう」(音楽関係者)
西城秀樹さんの夢をつないで、東京オリンピックの会場で「YOUNG MAN」が合唱される日を待ちたい。
(窪田史朗)