今、中国では深刻なPM2.5などの大気汚染が発生中。その影響は沖縄にまで及んでおり、マスクをつけるなどの警戒が呼び掛けられました。しかしこのPM2.5、そもそも何なのでしょうか?
PM2.5とは、微小粒子状物質と呼ばれるもので、球の直径が2.5マイクロメートル以下の大きさ。髪の毛の太さの30分の一程度で、花粉より小さいといわれています。
その中身は、炭素や硝酸塩、硫酸塩、金属の混合物。工場からの煙や塵、車、喫煙、調理などの家庭などから発生するといわれています。
このPM2.5によってもたらされる人体へのリスクは、肺の奥深くまで入り込みやすいため、ぜんそくや気管支炎などを起こしやすくなるとのこと。
けれど、PM2.5は非常に小さいため、マスク選びも慎重になる必要がありそうです。ポイントは「密閉性」の高いマスクで、厚生労働省認可の「DS2」や米国認可の「N95」といった規格に合格しているものを選ぶことだとか。
しかし、この基準に則したマスクは、見た目がゴツいのが難点。できるだけPM2.5の影響を防ぐには、マスクのすき間から空気が入り込まないようにする必要があるので仕方がないものの、見た目としては仰々しいところがあります。
そんなPM2.5が猛威を振るう状況に対して、ネット上では「風の谷のナウシカ」で出てくるような、マスクをしなければ死んでしまう「腐海」状態と話題になっていますが、ひょっとしたら、近い未来、ナウシカに登場するような、あのゴツいを通り越したマスク姿が当たり前になるかも‥‥。