みなさんは、1日何回食事をしていますか? 1日3食が一般的ですが、中には1日2食、1食といった人もいるかもしれません。人それぞれではありますが、実は、夕食だけの1回食は太りやすいことが分かっているのだそうですよ。
早稲田大学招聘研究員の古谷彰子さんと早稲田大学理工学術院教授の柴田重信さんの共著「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)によると、実験で「1日2回、朝食を夕食より多く食べる」グループは脂質代謝が高い、つまり脂肪を燃焼しやすく、「夕食のみ」しか取らないグループは脂肪を燃焼しにくいことが分かったのだとか。
これは、食事のパターンによって脂質の代謝や脂肪の分解が変わるということを示しています。もし、1日に夕食1食しか食べず、しかも大量に食べるという人は、太る原因になっているのかもしれませんね。
しかし一方で、作曲家の三枝成彰さんの著書「無敵の『1日1食』:疲れ知らずで頭が冴える!」(SBクリエイティブ刊)では、1日1食のほうがハードワークがこなせる、全力で仕事に取り組めると書かれています。「食べる」という行為は、疲労を招くからだそうです。
どのように食事を取るのかはその人次第ではありますが、自分の好みやライフスタイルなども踏まえ、一度じっくり考えてみるのもいいかもしれませんね。