NEWSの加藤シゲアキが主演するドラマ「ゼロ 一獲千金ゲーム」(日本テレビ系)の第5話が8月12日に放送され、シリーズ最高となる視聴率7.9%をマークした。その第5話では、加藤のファンを熱狂させるシーンが放送されたという。
「番組の終盤、命を懸けたゲームで水槽に沈められ、仮死状態になった加藤に、ライバル役の間宮祥太郎が人工呼吸を施したのです。二人の唇と唇が接するシーンがばっちり映し出され、視聴者からは『まさかのキス!』『なんていう神シーン!』と悲鳴にも似た歓喜の声が続出、第5話のクライマックスとなりました。もっとも、今回の視聴率アップはこのキスではなく、最後の最後にちょろっとだけ姿を現したNEWS・手越祐也のおかげでしょうね。あまりにも出番が少なかったので本来なら大ブーイングものですが、その危機を加藤と間宮の人工呼吸が補った形です」(テレビ誌ライター)
もはや加藤が水槽に閉じ込められるゲームも、このための前フリだったとさえ思われる人工呼吸。ところがそんなクライマックスの直前、多くの視聴者が「それじゃ加藤クンが死んじゃう!」と焦りまくるシーンが映し出されたというのだ。医療系のライターが指摘する。
「人工呼吸をする前に、間宮は加藤に心臓マッサージを施したのですが、そのやり方があまりにもヌルかったのです。手の置き方や圧迫のテンポは正しかったのですが、肝心のストロークがあまりにも浅すぎて、あれでは効果なし。心臓マッサージでは本来、胸が4~5センチも沈む程度に強くやる必要があり、人形を使っての練習では体験者の多くが『こんなに深く押してもいいのか』と驚くほど。これでは視聴者の誤解を招きかねません。もちろん、心臓が止まっていない人に心臓マッサージを施すのはタブーですから、ここは手元のシーンだけでも吹き替えの人形などを使ってリアリティのある心臓マッサージを見せてほしかったですね」
ドラマのワンシーンとはいえ、引っかかる人が少なくなかったようだ。
(白根麻子)