8月12日に放送された大河ドラマ「西郷どん」に岩倉具視役で出演した落語家の笑福亭鶴瓶が物議を醸している。視聴者からは「どう見ても鶴瓶」「岩倉具視というよりただの笑福亭鶴瓶」といったコメントが続出しているのだ。
「鶴瓶の起用は、脚本家・中園ミホ氏の“鶴の一声”で決まりました。岩倉具視といえば、下級公家の出身ながら、朝廷を動かし幕府を倒した黒幕。中園氏自身『“目の奥が笑っていない”というか、いわゆる侍の価値観とは違う傑物というものをどう表現するのか、そういうスタッフの思いを受け止めてもらった』と話しています」(テレビ誌記者)
主演する鈴木亮平も公式ツイッターで、「これまでの岩倉卿のイメージを果敢に覆す素敵な岩倉様になっております。鶴瓶さんの怪人ぶりを、思う存分楽しんでくいやんせ」とコメントしているものの、視聴者の印象は違ったようだ。
「放送中もSNSなどでは『鶴瓶さんが幕末に乱入したと言う感じ(笑)』『鶴瓶の華族に乾杯になるんかいな』『A-Studioか?』といったツッコミだらけでした」(前出・テレビ誌記者)
大河ドラマの岩倉具視役といえば、2008年「篤姫」で片岡鶴太郎、2013年「八重の桜」の小堺一機など、お笑いタレントが演じた例もあるが、ここまで違和感が噴出したのは初めてだ。そんな中、鶴瓶には密かな野望があるという。
「大河ドラマは社会的な影響力も大きいことから、鶴瓶自身がインタビューに答えて『これが当たったら、2007年以来二度目となる紅白歌合戦の司会を狙っている』とコメントしているんです」(スポーツ紙記者)
岩倉並みに策略を巡らせる鶴瓶。果たして、目論見通りに行くのか!?
(窪田史朗)