2005年の6月、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット一家が、エールフランス航空の飛行機に搭乗した際、エコノミークラスに一家そろって現れ、世間を驚かせました。
確かに、ハリウッドスターの中でも、特に著名な二人が家族を連れて「エコノミークラス」というのは度肝を抜かれます。彼らほどの存在なら、ファーストクラスどころか、専用旅客機で移動してもおかしくはないからです。
けれど、このあまりの大物がエコノミークラスを利用した驚きの事件は、他にも例があります。それは2014年、あの英国のウィリアム王子がアメリカ訪問時の移動の際に、エコノミークラスで目撃されたというもの。意外と庶民的な生活を好んでいるのかもしれません。
庶民は当たり前にエコノミークラス利用ではあるものの、ときにはワンランク上のビジネスクラスを利用するのが、ちょっとした楽しみともいえます。そんな庶民の夢を叶えるために、ビジネスクラスのサービスに力を入れてサービス性を高めているのだとか。JALとANAも近年、そのシートや機内食に工夫を凝らしています。
2015年3月には、ANAが機体を改修し、日本の航空会社では初のスタッガードシート配列と呼ばれるフルフラットシートを導入しました。これは、互い違いに置かれたシートで、どの席からも直接通路に行けるというもの。隣を配慮せず、いつでも自由に動けるようになっています。
もちろん、機内食も充実。和食や洋食の通常メニューはもちろん、「一風堂」のラーメンや、「鶴橋風月」のお好み焼きなどの軽食まであります。
JALのビジネスクラスのシートも仕切りがあり、個室タイプの優雅なタイプも。さらに食事は「空の上のレストラン」を主題にした機内食とは思えない贅沢メニューを堪能できます。
このように、今はビジネスクラスも、ファーストクラス並みのサービスを提供中。庶民にとってはビジネスクラスが次なる目標。ぜひ利用してみましょう。