連日、ワイドショーを騒がせている体操協会のパワハラ問題。9月4日の「ビビット」(TBS系)では、当事者である塚原千恵子・女子体操強化本部長の指導法について体操関係者が解説。朝日生命とそれ以外のクラブで体操をしていた元選手3人によると、千恵子氏の指導は占いや風水の影響を受けていたそうで、試合の時にはクラブの生徒は全員、赤い靴下をはかなければいけないと決まっていたのだとか。
さらに、試合で着用するレオタードも風水で千恵子氏が決めるため、色の違うレオタードを何枚も持参しなければいけなかったという。
「塚原さんは、過去の取材でも運や勘、ひらめきまでも総動員しなければ五輪選手を育成することや、メダルを獲らせることはできないと語っていました。生徒たちは、演技で失敗すると、あの色のレオタードだったからと責められることがあると、嫌がっていました。さらに遠征の時の宿泊も、ホテルの10階以上はダメだとし、バラバラの階数の部屋を用意させて、あなたは5階、あなたは7階とそれぞれの運気に合わせて部屋を割り振られていたのだそうです」(週刊誌記者)
血液型占いに、風水、直感、千恵子氏の指導法は多岐にわたったようだが、いくら教え子のためとはいえ、押し付けられた側からすれば、それも一種のパワハラと感じていたのかもしれない。
(伊藤その子)