インスタグラムで510万人のフォロワーを誇るローラが、ここのところ熱心に訴えているのが環境問題だ。
11月14日の投稿では、伐採された森、干上がった大地、1978年と2012年の地球の比較写真など数点の画像と共に、日本人の“意識改革”を訴えた。
「人間や多くの生き物は呼吸によって体に酸素を取り入れていて、人間は石油などの化石燃料を燃やして作ったエネルギーを使って暮らしているから呼吸以外にも多くの酸素を使っているんだ。その酸素はもともと地球の空気に含まれていたのではなく、30億年もの長い時間をかけて植物が光合成によって作り出してきたんだ」と切り出したローラは、森林の消失を憂いつつ、「日本で年間280億の割り箸が使い捨てされているのをマイ箸に変えたり、エコバッグを持ったり、過剰な包装をお断りしたり、牛肉を食べない日を作ってみたり、再生紙のティッシュや紙などを使うなど消費をする私達一人一人の意識をみんなで変えていこう」と訴えた。
「ところが、11月15日発売の『週刊新潮』が、ローラにとっては耳の痛い点をチクリと指摘しています。記事では5月9日に投稿された『プラスチックの環境問題の深刻化』を指して、同時に、ローラが活躍する“ファッション業界”こそが、年間50万トン以上のプラスチック製マイクロファイバー繊維を海に廃棄していると指摘しています。これは、ペットボトル500億本を上回る量に相当し、フリースを1回洗濯すると、2000本もの繊維が排出されるそうです」(週刊誌記者)
つまり、様々なファッションに身を包んだ“インスタ映え”な写真と、環境を訴える写真が同居したローラのインスタは、皮肉にも相反する啓蒙を行ってしまっているのかも知れない。しかしながら、地球の環境問題は人類全体に課せられた未来への宿題。ローラの訴えに心を動かされた人が増え、プラスチック排出についての正しい知識を身につけることができれば、困難を乗り越える一歩になるはずだ。