脱税額は、なんと約4900万円! 元宝塚歌劇団星組トップスターで女優の北翔海莉の母親が、私設ファンクラブ運営で得た所得を申告せず、東京国税局から所得税法違反の疑いで千葉地検に告発されていたことが、一部スポーツ紙などの報道で2月19日に明らかになった。
北翔は1998年、宝塚歌劇団に入団。15年にトップスターに就任し、16年11月に退団。記事によると、母親は北翔の私設ファンクラブを運営し、16年には会費やグッズ販売などで約1億2100万の収入を得ながらも申告せず、所得税約4900万円を脱税した疑いが持たれている。母親の弁護士によると、国税局に従い、すでに納税は済ませたという。
それにしても、1億円以上の巨額な利益はどこから生まれるのか。2月20日に放送された情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)によると、北翔のファンクラブの会員数は1720人。年会費は一般が8000円だが、プレミアム会員は6万円。プレミアム会員は別途2万5000円支払うと、特別な食事会に参加でき、北翔と会話ができたという。また、チケットを購入する際、お花代と称した心づけがあり、中には1回5万円も払うファンもいたというから驚きだ。
「さらにホテルの宴会場などで行われる“お茶会”の収入が大きいようです。お茶会はタカラジェンヌと直接会える交流会のようなもので、北翔の場合、費用は8000~9000円。そこでは写真やカレンダーなどのグッズ販売も行われています。FNN(フジニュースネットワーク)の取材によると、北翔の場合、お茶会だけで16年度は7000万円もの収入があったそうです」(芸能記者)
北翔に限らず、タカラジェンヌの私設ファンクラブでは、お茶会が盛んに開催されている。
「お茶会の相場は5000円~9000円と幅広くなっています。タカラジェンヌのお茶会情報専用のSNSもあるほど、ポピュラーなイベントです。規模が大きなものであれば、月組トップスターだった紫吹淳は退団した2003年、新高輪プリンスホテルの飛天の間でお茶会を開催しています。1000名以上も収容できる大会場ですから、その規模の大きさに驚かされます」(前出・芸能記者)
おそらく、日本で一番“おいしい”お茶に違いない。
(石田英明)