香取慎吾の芸術がまた、爆発する。
昨年9月にフランス・パリのルーブル美術館で初個展を成功させたが、3月15日にはついに日本に上陸。客席が360°回転する東京・IHIステージアラウンド東京で、アートミュージアム「BOUM! BOUM! BOUM!香取慎吾NIPPON初個展」を開催する。1300人収容の会場に350人しか入れない120分の立体型アート展。慎吾ワールド全開になること間違いなしだ。
香取はSMAP時代から、発想や着眼点が突飛すぎることで知られていた。20代のころには、常人では思いつかないようなものを自家製Tシャツにしたことがあったという。
「それは、中学生時代の自分の通信簿です。10歳でジャニーズ事務所のオーディションに合格したので、香取はその後、思うように学校へ通えませんでした。中学3年生のときは、まさかのオール1を叩きだしたといいます。先生からのコメント欄には、『お仕事がんばってください』とだけ書かれていたとか(笑)。そのオール1の通信簿をTシャツにプリント。当時のスタッフさんに配ったんです」(テレビ番組制作会社スタッフ)
SMAPとして歌手デビューしたのは、14歳のとき。その年、勇気を振り絞って文化祭に行ってみた。それまでは仕事で行くことができなかったため、初の経験だった。にもかかわらず、ファンが正門に押し寄せたため、職員室に急きょ呼びだされ、「とりあえず帰りなさい」と帰宅命令を下された。結局、先生の自家用車に乗せられて、家まで送り届けられた。
「通っていたのは、芸能人がいない普通の中学校。先生たちも慌てちゃったそうです。その分、アイドルとして小さな一歩を踏みだした慎吾さんには、好意的だったそうです」(アイドル誌ライター)
昨年末から年始にかけて、画伯としての才能をますます爆発させている香取慎吾。昨年末は、新創刊された「週刊文春WOMAN」の表紙を手掛けた。アーティストパワーをさく裂中の香取。学生時代は通信簿オール1でも、世界に多大な影響を与えることができると教えてくれている。
(北村ともこ)