ゴールデンウィークには、旅行に行く人も多いと思います。そんなとき、なぜかいつも便秘になることってありませんか? でも、それはあなただけではないのです。旅行に行くと便秘になるのには、ちゃんと理由があるようです。
医師の白澤卓二さんと小林弘幸さんの共著「ちょっと盗み聞きしたくなる スーパードクターの健康会議」(東洋経済新報社刊)によると、旅行に行くと便秘になるのは、環境が変わってストレスになるからなんだとか。では、どうすれば旅行中の便秘を防ぐことができるのでしょうか?
愛媛県今治市にある『おおにし肛門科』のサイトによると、旅行や仕事の変化、急激なストレスなどによる便秘は、排便リズムが狂って便が詰まってしまう一過性のもので、便秘薬の服用は要さないものなんだとか。ちなみに、普段からの便秘予防策として、食事を挙げています。そのポイントは、「煮物」と日本古来の発酵食である「味噌汁、納豆、漬物」。さらに、起きてすぐにコップ2杯くらいの水や牛乳を飲むと、腸の蠕動(ぜんどう)運動を呼び起こす習慣をつけることにつながるそうです。旅行に行く前はもちろん、旅行中も試したいですね。
また、日本博学倶楽部の「『話のネタ』のタネ500」(PHP研究所刊)によると、例えばモーツァルトの協奏曲のように、便秘に効く音楽もあるのだとか。とくに、初めに緊張させるような音があり、次第に沈静させる音に移っていくもの。実は、この音の構成が便秘に効果的なんだそうですよ。旅先で便秘になったときのために、モーツアルトの協奏曲を持参しておくのもよさそうですね。