昨年10月から有働由美子がキャスターに就任。リニューアルされた報道番組「news zero」(日本テレビ系)が、今年6月にスタッフの人事異動を行っていたことを「週刊女性」が報じている。
「鳴り物入りで始まったにも関わらず、櫻井翔が出演する月曜日こそ平均視聴率10%に届く日もありますが、それ以外の曜日は4~5%のことも多く、日本テレビとしても危機感を募らせていたようです。プロデューサーと総合演出が異動。放送前の会議で有働自身も積極的に意見を出しているようです」(女性誌記者)
4月からフジテレビでは、三田友梨佳アナの「FNN Live News α」がスタート。さらに6月からはテレビ朝日を電撃退社してフリーになった小川彩佳キャスターの「news23」が始まるなど、夜の報道戦争が激化する中、年間視聴率6年連続三冠王がかかる日本テレビとしてもテコ入れせざるを得ないということなのか。
「有働キャスターの持ち味を発揮させるためにスタジオでのトークも増やし、放送終了後に出演者たちがSNSを通して寄せられた感想を見て質問に答える『ウドウ反省会』をネット配信するなど、若者層の取り込みも積極的に行っていますが、なかなか視聴率に結びつかないのが実情のようです」(制作会社プロデューサー)
しかしそもそも、ターゲット層が間違っていたと指摘する声もある。
「元々、有働が長年NHKでMCを務めた『あさイチ』の視聴者は、圧倒的に主婦層。夜の報道番組とは視聴層が違う上に、美貌のミタパンや『報道ステーション』で実績のある小川キャスターが裏に来て、ますます危機感を募らせているようです」(放送作家)
そんな「news zero」に、視聴率アップの秘策はあるのか。
「SNSを使って若者層を開拓するのであれば、若者層にアピールするゲストやコメンテーターの起用をしたり、特集やコーナー企画でも若者層の心に響くテーマを取り上げ『ウドウ反省会』が日常的に話題にのぼるようになれば、常時二桁視聴率を狙う可能性も充分にあるのですが…」(前出・放送作家)
元々トークには定評のある有働キャスター。人事異動をきっかけに若者層を取り込み、視聴率アップとなるのか。今後の成り行きが気になるところだ。
(窪田史朗)