メンタリストのDaiGoが9月19日、“カジサック”ことキングコングの梶原雄太と動画で共演を果たし、2つの民放テレビ局からの“扱い”について告白している。
YouTubeとニコニコ動画を新たな主戦場とし、心理学を生かした対人テクニックから、“腹筋を割る方法”なるダイエットメソッドまで、幅広い切り口で動画を更新し続けているDaiGo。そのコンセプトには一貫して“個人的見解”を取り入れず、常に権威ある研究機関による論文や検証結果を引用することで視聴者に説得力を与え、その俯瞰的な解析がYouTubeにおける160万人以上もの登録者という実績に繋がっている。
そんな“絶好調”なDaiGoだが、ことテレビへの出演には嫌な思い出があり、「もう卒業しました」と断言すると、驚きの表情を見せるカジサックに対し「テレビに出てると、一部すごい上から目線の人が居たりして。僕、出禁くらったことがあって」と告白。どうやらテレビ局側の都合による切り取り編集で意見の食い違いがあったようで、他の民放局でも“某プロデューサー”と対立関係にあることを示唆していた。
「京アニ放火事件後のテレビ局による被害者実名報道に対しても勇気ある糾弾を続けたDaiGoですが、場合によってはテレビと真っ向勝負を挑むことができるのも彼の圧倒的な“テレビ以外”での収益があるからでしょうか。先述した通り、YouTubeでは160万人を超えるチャンネル登録者を抱え、これだけでも月に1000万円以上の広告収益が見込める他、DaiGoはニコニコ動画の有料チャンネルでも会員を10万人以上持っています。同サービスを運営するドワンゴによれば、今年2月時点で会員8万人を突破していたDaiGoは、ニコニコ動画から累計2億5000万円の収益を上げたとのこと。それ以外にも講演などからの収入があるため、テレビ出演に依存するタレントとはそもそも生きている世界が違うとも考えられます。テレビ局としてはこうした“テレビ出演料に頼らない”DaiGoのようなインフルエンサーへの扱いには慎重になるべきでしょうね」(テレビ誌ライター)
テレビのチャンネルを回しても“卒業した”DaiGoを見ることはできないかもしれないが、その影響力と経済力に関しては年々強まっているといっても過言ではないだろう。
(木村慎吾)