プロフィギュアスケーターの安藤美姫が10月2日に自身のツイッターアカウントを更新し、関西大学のアイススケート部監督を退任した織田信成へ応援のメッセージを送っている。
織田は9月に関大アイススケート部の監督を辞任すると発表していたが、関大側が“織田の多忙”をその退任理由として説明したものの、織田は自身のブログ内で「辞めた本当の理由は、リンク内での私に対する嫌がらせやモラハラ行為」と主張するなど、その言い分に大きな相違があったことで騒動となっていた。
そうした状況の中、織田と長きにわたって日の丸を背負いながら切磋琢磨した同志である安藤は同日、「なるくん…自分の言葉で発信する事にどれだけの勇気がいるか…いろんな事情があるのはもちろんだけど いろんな事と闘ってるのも事実…なるくんが出した選択を同じ仲間として応援したいな…」と綴り、関大スケート部と“真っ向対立”状態にある織田へエールを送ると、ハッシュタグには「supportnobu」と愛のあるワードを添えている。
「アイススケートの世界でも大きな権力と影響力を持つとされる関大スケート部だけに、織田の発信は勇気のあるものですが、第三者の立場から公に織田に対して応援の言葉を述べた安藤にも『仲間の窮地に声を上げてくれてありがとう』『美姫さん、いつも真っ直ぐで優しい。とても繊細だけど、仲間の窮地には強く逞しい』とのリプライが集まり、ネットでも仲間を思いやる安藤に『公に声を上げてくれてる人ってこの人ぐらいでしょ?』『複雑でややこしくなりそうな案件なのに臆せず声を上げてくれてありがとう』『織田さんにとって素晴らしい仲間』『意外と友達思いのところあるよね。こういう安藤さん好きです』などと称賛が寄せられています。普段は何かとSNSで炎上することも多い安藤ですが、『勇気ある。さすが保身を知らない人だ』『なんだかんだ自分を強く持って生きているよね、安藤美姫』といった指摘もあります。安藤と織田の深い仲間意識が窺い知れる投稿ではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
仲間のピンチに黙ってはいられなかったのだろう。安藤美姫の温かいフォローの言葉に、織田自身も感謝の念を抱いているに違いない。
(木村慎吾)