17年末の「第68回NHK紅白歌合戦」に出場した実績を持つスリーピースバンドの「WANIMA」が、10月26日放送の「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)に初出演した。番組では出身地・熊本県天草のソウルフードを賭けて、嵐との懸垂対決にも挑戦。30~33歳のWANIMAと、36~38歳とアラフォーに差し掛かった嵐の体力勝負で盛り上がっていた。
「ベースのKENTAとギターのKO-SHINは、お互いの実家が走れば10秒という幼馴染。中学の文化祭で一緒にバンドを組んだのがキッカケで、高校生の時にWANIMAの前身バンドを組んでいます。その後、12年に前任のドラマーが脱退し、ライブハウスで知り合った同じ熊本県出身のFUJIが加入して現在の形となりました。紅白に出演した17年にはさいたまスーパーアリーナでの初ワンマンライブも成功させており、私も現場にいましたがファン層の広さには感心しましたね。この10月23日にはメジャー2ndアルバム『COMINATCHA!!』をリリースしたばかりで、その勢いはまだまだ留まりそうにありません」(音楽ライター)
そのWANIMAは10月18日放送の「バズリズム02」(日本テレビ系)にも出演。16年8月に初登場した際の写真が紹介されると、MCのバカリズムが「小ぎれいになったねえ」と、身ぎれいになった見た目をイジる場面もあった。
たしかに髪型や衣装がシンプルになった現在に比べ、以前のWANIMAはもっとごちゃごちゃした感じだったが、そんな彼らが実はファッションリーダーでもあるという。前出の音楽ライターが続ける。
「WANIMAのファッションでは派手な色使いが特徴。ロックバンドでは黒系の衣装に茶髪というのが定番ですが、彼らは極彩色の衣装を身に着けたり、反対に真っ白なウェアで揃えたりと、色使いでWANIMAらしさを表現しています。そのためツアーグッズのアパレル類もオシャレで、男女を問わずWANIMAグッズに身を包んだファンが少なくありません。また髪色も特徴的で、緑や赤、黄色やオレンジなど、彼らのロゴマークを彩るシグニチャーカラーを再現したようなヘアもまた、ファンが喜んで真似をする要素となっています」
それに加えて、男性限定でWANIMAのファッションをマネするケースも少なくないという。
「KENTAは大きな口によく似合う口ひげ、KO-SHINはあごの先端に少しだけ生やしたちょびあごひげ、そしてFUJIはZZ TOPさながらの長いあごひげがトレードマーク。彼らのライブでは、メンバーのひげを真似た男性ファンの姿が目立っています。ちなみにFUJIは加入前からあごひげを伸ばしており、ひげ男子歴は相当長いんです」(前出・音楽ライター)
若い男子の間ではひげを避ける傾向もあるが、WANIMAはひげ男子の復権にも一役買っているようだ。
(白根麻子)