タレントの武井壮が1月26日に自身のツイッターアカウントを更新し、不貞報道のあり方について一石を投じている。
女優の杏を妻に持つ俳優の東出昌大が、同じく女優の唐田えりかとの3年間に及ぶ不貞交際が発覚し、大騒動となっているが、武井は「不貞の記事ってさ、当事者が自分から怒って公にする以外必要ある?結婚は自由にできる、その後浮気されたり、不一致があったり、お金に困ったり、理由はどうあれ離婚も『選ぶ』ことができるし、続けたっていいあくまで私事だろ?された側が望んだ場合以外での公表は子供含め当事者の不利益が多過ぎだよ」とツイート。杏と東出の夫婦を名指しこそしていないが、わざわざ外野が夫婦間の問題を暴いて報じるというのは、不貞をされた側にとってもマイナスに転じることがあると主張した。
たしかに、杏のケースでいえば、彼女は東出の不貞の証拠を掴んだ際、即座の離婚を選ばずにひとまず別居を強いたのは、自身や東出の関係者並びにスポンサーへの配慮があったとも考えられ、出演中のCM事情を考慮しながら夫婦間での内々の解決を望んでいたのかもしれない。しかし、実際には望まぬタイミングで週刊誌にすっぱ抜かれ、東出の役者としての立場は崩落。夫婦としての収入は間違いなく減少の一途を辿ることが予想される。
「杏は、長年にわたって“ニクイねぇ、三菱”の掛け声でお馴染みの総合電機メーカー『三菱電機』の家電商品CMに出演していますが、“悲劇の不貞の被害者”となり、家庭崩壊のイメージを纏ってしまった杏の起用を、三菱電機側が良しとしているとは思えません。世間に明るみにならないよう、杏が東出との離婚ではなく別居を選んでいたとすれば、週刊誌による報道は杏本人の仕事にも大きなダメージを与える可能性が高く、武井の指摘する通り、杏自身にも不利益が多すぎることになります。とはいえ、芸能人のおめでたい話や都合の良いニュースだけを報じろ、というのは虫が良すぎる話だという世間からのツッコミも多く、武井のツイートには『世間が野次馬根性で興味があることがニュースになるんです。自分に都合の良いことばかりな訳がない』『それが人前に立つってことじゃないのかな?』との指摘が出ています」(テレビ誌ライター)
夫が凄まじい“社会的制裁”を受ける現状を、杏が良しとしているかは本人のみぞ知る話だが、杏本人の仕事にも少なくない影響が出てしまう可能性もあり、どちらにとっても不利益な報道になったと言わざるを得ないだろう。
“ニクイねぇ、東出”とは言っていられないほど、夫婦にとっては想像以上の緊急事態かもしれない?
(木村慎吾)