女優で写真家の松田美由紀が4月16日、自身のツイッターアカウントを更新し、新型コロナウイルス対策として、安倍晋三首相が“一律10万円給付”のために補正予算案を組み替える方向で指示したことについて言及している。
翌17日に政府はそれまでの「減収世帯への30万円」に代わり、「国民1人当たりに現金10万円の一律給付」を決定したわけだが、松田は政府が一律10万円給付の意向を固めたニュースを受けて「なんで、一律10万、、この時期、物凄くお金持ちになってる人もいるかもなのに?」と一律支給である点に不満を表明。続けて、「マスクとか一律10万とか、、もう、ちゃんと考えてよ」と政府の政策に疑問を感じていることを示唆した。
この松田の発言には「では、なにをどうすれば良いか、具体的に言ってください。その上で批判してください」「本当に助けが必要な人に早くお金が回るようにするよりも、必要ない人が得をすることが許せないという感覚は大問題」などと批判が殺到。すると、松田は翌17日にもツイッター上で「ニュース?やだー。」と自身のツイートがネットニュースとして掲載されている画面のスクリーンショットを添付し、「でも、そう思ったからね。税金払ってますから、意見は言わないと。」とコメントしている。
「人それぞれ、様々な解釈や意見があるのは当然ですが、松田がその後、一律での10万円給付案に反対するツイートを削除している点にもフォロワーから疑問の声が集まっています。『意見として間違ってないなら消すことないやん。それダメだわ』『なぜツイートを削除したのですか?堂々と出しておけばよかったのではないでしょうか』との指摘が寄せられ、また、件のツイートに対しても『私はただただ感じわる~。と思いました』『これは儲かってる儲かってないの話ではなくて、生活に関わる話なんですよー。そこの感覚分かってないと国民の大部分を敵に回しちゃいますよ』などといった批判的なリプライが散見されました。10万円を給付する対象を細かく設定してしまえば、役所の負担が増してしまうことになり、窓口での混雑がクラスターを発生させる可能性もあります。今は制限を外した一律での給付が最も安全な策とも考えられます」(週刊誌記者)
仮に、一部の裕福な世帯へ給付金が回ってしまったとしても、それ以上に、救われる困窮者がいるという部分を重視すべきだというのが、世間の大半の声なのかもしれない。
(木村慎吾)