結婚後、夫婦間の愛情が冷め、会話も笑顔もなくなってしまったという話はよく耳にします。最近では、“コロナ離婚”というワードも話題になっていますよね。「夫婦円満」って、そんなに難しいものなのでしょうか。永遠の課題といえそうなこの問題、実は“夫婦喧嘩”が重要とする考え方があるようです。
社会学者である加藤諦三さんの著書「うまくいく夫婦、ダメになる夫婦の心理学」(PHP研究所刊)によれば、言いたいことを我慢すると、その感情はまた別の仮面をかぶって2人の間に登場してしまうそう。そのため、「一日一回夫婦ゲンカで医者知らず」で、夫婦喧嘩を“お互いを理解しあうチャンス”ととらえるとよいのだとか。
「夫とは喧嘩にしたくない」と避けず、言いたいことができたときは我慢しない──トラブルを回避しないことは、将来の夫婦円満を迎えるためには必要なことなのかもしれませんね。
また、精神科医のゆうきゆうさん監修の「『なるほど!』とわかる マンガはじめての恋愛心理学」(西東社刊)によると、視線を合わさず会話する夫婦や否定的な態度をとりがちな夫婦は“離婚する確率が高い”ことが、心理学者ゴットマンの実験で分かったそうです。
相手が何かしゃべっていても新聞やテレビから目を離さず、相手の話に上の空で返事をするといった光景は、熟年夫婦ではよく見られますが、それはまさに離婚へのサインといえそうですね。
夫婦円満のヒントを2つ紹介しました。ぜひ、参考にしてくださいね。