お笑いコンビ・さまぁ~ずの三村マサカズが5月16日放送のラジオ番組「みむこじラジオ!」(ニッポン放送)に出演。ゲストで招いたタレントの伊集院光と共に“人生で一番面白いヤツ”を発表している。
52歳となった三村と伊集院が、半世紀を生きてきた人生の中で各ジャンルの“暫定No.1”を決めようとの話題でトークは進行。2人がこれまでに見てきた中で「1番面白いヤツ」を選ぶ流れとなり、三村は「ちょっと待ってもらって良いですか?」と熟考すると、バイきんぐの小峠英二の名前を挙げた。
小峠の魅力について三村は「このラジオでも言ったじゃん。俺、小峠に突っ込まれたいとか。小峠をテレビで観てると、何もしてないけど、すげぇ全部面白いんだよね」と熱弁し、ツッコミの能力だけでなく、“見た目そのもの”にも面白いオーラが漂っているという。
一方の伊集院はバラエティ番組で共演する機会も多いアンタッチャブルのザキヤマを指名。すると、三村は「ザキヤマか小峠で迷った!」と明かし、“面白いヤツ”のファイナリストにザキヤマが残っていたと打ち明けている。
「小峠の魅力はなんといってもキレのあるツッコミ。また、声のボリュームにも迫力があり、語調も一見荒々しく聞こえますが、スキンヘッドのいかつさとは裏腹に、意外にも他人を傷付けるような笑いには手を出しません。MCや共演者から矢継ぎ早に浴びる数々のイジりにも一つ一つ丁寧にレスポンスしている印象があり、三村のような大御所すらも、“小峠から突っ込まれたい”と虜にしてしまうのはさすが。しかも、小峠の場合はそのツッコミのセンスだけでなく、詩人の正岡子規や、場合によっては男性シンボルの先端にも例えられることがある強烈な“シルエットの強み”も兼ね備えており、番組MCからすれば、イジらずに放っておくのが勿体ないとすら感じてしまうのでしょう。その点では、ふくよかな体型と閑散とした頭部という2つの“旨み”を持ち合わせるブラックマヨネーズの小杉竜一とも似た部分が多く、彼らに共通して言えるのは理不尽な扱いを受ければ受けるほど、その輝きを増すことができるということ。視聴者だけでなく、同業者や共演者からの人気も高くなり、三村がNo.1に選んだのも頷けますね」(テレビ誌ライター)
「なんて日だ!」との小峠お馴染みのツッコミフレーズもそうした理不尽な境遇に対しての痛快な一喝であり、ボケの芸人を食ってしまいかねないほど、バラエティ番組では共演者からのイジりを一手に浴び続けている。
関東のお笑い界におけるツッコミのパイオニアとして君臨する三村からの“暫定No.1”選出に、さすがの小峠も今頃は「なんて最高の日だ!」と雄叫びを上げているかもしれない?
(木村慎吾)