クズ言動を繰り返して人気を博した「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)での蛭子能収。昨年12月に同番組を卒業した後も、蛭子の復帰を望む声が止むことはなく、“3度目の登板”を待っているファンは多い。だが、その願いはかなうことはなさそうだ。
蛭子は7月9日放送の「主治医が見つかる診療所2時間スペシャル」(テレビ東京系)に出演。医師から「レビー小体病」と「アルツハイマー」の合併症であると診断された。記憶力の低下や空間認知能力の衰え、幻視といった症状があるという。
ただ、今すぐに入院しないといけないような大ごとではなく、芸能活動は続けていけそうだ。蛭子自身も「できなくなったらしょうがないけど、できる間は続けたい」とやる気を見せている。
だが、バス旅復帰は難しそうだ。
「医師によると、認知症は朝と晩に症状が悪化するそうで、朝早いロケと泊まり込みのロケは避けるよう忠告しました。バス旅はその2つに当てはまります。早朝から始まって、時には夜中近くまで撮影が続きます。以前の3泊4日から1泊2日に短くなったものの、泊まりがある。蛭子のことを考えれば、もうバス旅には復帰しないほうがいいでしょう」(週刊誌記者)
蛭子は体力の衰えから歩くのがつらくなり、バス旅を2度卒業している。2回目の時は1泊2日に短縮され、バスがない区間に限りトータル1万円までタクシーに乗っていいという新たなルールが作られた。また、蛭子の負担を軽減する新ルールを採用し、3度目の登板も噂されていたが、どうやらそれは完全になくなったと考えていいだろう。
「もしあるとしたら、太川陽介が新たなパートナーとバス旅をし、それを蛭子が観てコメントするという形です。6月17日の『水バラ』(テレビ東京系)は過去のバス旅を、太川と蛭子、ゲストの中川翔子と伊集院光の4人が観ながらコメントしました。この時のように蛭子はスタジオから声の出演にすれば大丈夫なのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
まずは蛭子能収の体を第一に考えて、いい方法での登板があることを待つしかない。