接客店経営者でタレントのROLANDが、自身が経営する新宿・歌舞伎町の「THE CLUB」を閉店することを7月9日に明らかにした。
閉店に至った理由について、ROLANDは「現在の世間の状況のもと、スタッフ達の安全を確保し、かつ、お客様に喜んで頂けるよう運営する事は困難であると判断したため」と説明。閉店はするものの物件は解約することなく、経済的に可能な限り家賃を払い続けるとのこと。いつかまた、ホストクラブを再開させるという。
「THE CLUB」の閉店はROLANDにとって苦渋の決断。しかし、この決断に多くの称賛の声が寄せられた。
「夜の街から新型コロナウイルスの感染者が続出している中で、“ホストは僕のすべて”と語る彼がいちはやく閉店を決めたことには賛同の意見が多いです。お客さんはもちろん、従業員の安全も守る責任がありますからね。さらにROLANDは店を閉めるだけではなく、働いていたホストや従業員たちにも自身が経営するほかの事業を紹介。ほかにも知り合いのつてで新たな職場を斡旋するなど、細やかなアフターケアも行っています」(女性誌記者)
この面倒見の良さに、ROLANDと親交の深い歌手の和田アキ子も絶賛。7月11日に放送されたラジオ番組「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送)で和田は、ROLANDと電話で話したことを明かし「かっこつけてるけど、中身もありそうな感じがして、個人的には好きですね」と褒めちぎっている。
ROLANDは12日にアップされたYouTubeチャンネルで「夜の業界自体が風当たりも強くて、どこか後ろめたさを感じながら働いている部分もあったのは事実です」と本音を吐露。そして「このROLANDという人間としての正しい道を選んで、歩んでいるだけ」と災禍に喘ぐ中でも冷静に話す姿に、ネット上では「こんな経営者の下で働きたい」「上司として最高です」と、評価は右肩上がりだ。
コロナで苦しむ新宿・歌舞伎町で、ROLANDは救世主となれるか。
(窪田史朗)