“ハンカチ王子”こと、日本ハムの斎藤佑樹投手が今シーズン限りでユニフォームを脱ぐと、8月27発売の「週刊文春」が報じた。引退後はスポーツキャスターか、それとも……。
斎藤は早稲田実業時代の2006年、夏の甲子園大会で優勝。早大に進学し、六大学リーグで通算31勝を挙げ、10年にドラフト1位で日本ハムに入団。活躍が期待されたが、一軍通算わずか15勝。今シーズンも現時点で一軍登板はなく、二軍でも低迷中だ。
記事によると、斎藤は11年の入団時に“10年は契約を続ける”という約束を交わしていたとの話があるという。今年はその最終年にあたり、現状では引退が現実味を帯びてきた。その斎藤が引退後の選択肢の1つとして考えているのが、知名度を活かしてのスポーツキャスター。ここ数年、「キャスターもいいですね」と旧知のテレビ局関係者に相談していたようだ。
ところが実は、キャスターよりもビッグな夢を持っていた。今年1月26日の「日刊スポーツ」によると、斎藤は訪問先の小学校で将来の夢を披露。引退後は球団を経営する側になっても、監督やコーチになっても、ファンになっても、日本ハムを世界一の球団にすることが夢であることを熱弁したのだ。
「文春」によればコーチには興味がないようだが、球団を経営する立場か監督であれば、OKということか。ただ、プロ野球選手になる前には、こんな抱負を語っていた。
「09年の早大在学中、斎藤は大阪で開かれた講演会で『将来は政治家になりたいと思っています』と話していたのです。そのために金融や経済を勉強していることも明かしていました。ネームバリューがあるだけに、政治家転身も十分考えられますね」(スポーツライター)
どんな道に進むにせよ、プロ野球での成績以上の活躍を期待したいものだ。
(石田英明)