コロナ自粛が明けて、テレビ業界は日常を取り戻しつつある。TOKIO・松岡昌宏の主演ドラマ「家政夫のミタゾノ」(テレビ朝日系)も、無事に大団円を迎えた。松岡はステイホーム中も、ミタゾノこと三田園薫のスカートをいつでもはけるように、太らないよう体調管理を怠らなかったという。“女装復帰”に向けた準備は万端だったようだ。
ジャニーズ歴30年超えとあって、交友関係は広くて深い。プライベートで交流がある友人に、ダチョウ倶楽部の上島竜兵がいる。2人は、松岡が18歳のころに出演した「なるほど・ザ・ワールド」(フジテレビ系)で共演して以来の仲。「松にぃ」「竜ちゃん」と呼び合う関係だ。なぜか年下の松岡が「兄」で、年上の上島が「ちゃん」なのか? これには理由がある。
「『なるほど』のときに『竜兵さん』と呼んでいると、『竜ちゃんのほうがオイシイから、竜ちゃんって呼んで』と上島のほうから促されたんです。松岡“くん”、竜“ちゃん”という不相応な呼び方に、当時の松岡は相当バッシングされたそうです」(芸能ライター)
批判の声に耐え、「俺と竜ちゃんさえわかっていればいい」と腹をくくった。その宴席で一緒だったのは、出川哲朗。松にぃが竜ちゃんを励ますと、出川が「逆、逆! そのコントやってたんでしょ?」とツッコんだ。だが、2人は「いつもこんな感じ」と返答。出川は子分肌の上島に驚愕したという。
嵐・大野智主演の「怪物くん」(日本テレビ)では、ドラマ初共演。オオカミ男を上島、悪魔族のデモキンを松岡が演じた。原作は漫画、テレビアニメ化で40年以上にわたって愛された国民的作品。初の実写化では、子どもへの影響力が強かった。
「松岡はきつい特殊メイクで、怪物くんの敵。スタジオ見学に来た子どもが松岡を見て泣いてしまうこともあったそう。プライベートでも災難。素顔で犬の散歩をしていると、幼稚園児からグーで太ももを殴られて、『怪物くんをいじめるなー!』と涙目で訴えられたといいます。子どもの夢を壊してはいけないと思い、犬のフンを片手に持って、『ハッハッハ! バカ者めー!』となりきったそうです」(前出・芸能ライター)
「怪物くん」しかり、「ミタゾノ」しかり、“特殊メイク”のスイッチが入ったときの松岡は、鬼に金棒だ。
(北村ともこ)