お笑いコンビ・TKOの木本武宏が10月6日放送のラジオ番組「ナイツ ザ・ラジオショー」(ニッポン放送)にゲスト出演し、相方の木下隆行にYouTube動画の企画について助言したことを明かしている。
パワハラ騒動を発端に松竹芸能を退所した木下は現在フリーで活動中。木本とのコンビ・TKOは、それぞれが異なるプロダクションに身を置くという異例な状況となっている。木本はユーチューバーとしても奮闘する相方に「こんなことした方がええんとちゃう?」とアドバイスしたことを打ち明けた。
というのも、木下の運営するYouTubeチャンネル「木下プロダクション」は開設してから半年以上が経過した現在も登録者は1万8000人と振るわず。加えて、木本は「記録的なバッド数を稼いでしまった」と低評価の嵐となっていることを嘆き、「YouTube史に残るような記録は残せている」と開き直った。
また、後輩のかまいたち・山内健司からも「今日もバッド押しときましたんで」とイジられ、もはや他の芸人から“遊び場”のように使われているとも。木本はそんな現状に「(芸人として)オイシイというか、ありがたいこと」と話し、“低評価祭り”への感謝を述べた。
「コロコロチキチキペッパーズのナダルもひっそりと木下の動画にバッドを押していたことが暴露されていましたが、もちろん木下の動画に低評価をつけているのは芸人だけではありません。例えば、木下と似た状況下でYouTubeデビューを果たした雨上がり決死隊・宮迫博之のケースで言えば、直近にアップされた3つの動画に対し、4200の高評価と190の低評価、8000の高評価と300の低評価、1万2000の高評価と450の低評価が付されています。闇営業騒動では大きな批判を浴びましたが、YouTubeでは視聴者から一定の評価を得ていることが分かります。一方で、木下の直近の3つの動画は、高評価190と低評価2900、高評価130と低評価1000、高評価100と低評価1000という結果に。そもそもの再生回数の規模が全く異なりますが、木下のチャンネルで100万再生を超えた動画には2700の高評価に対し、7万5000もの低評価がつくなど、かなり荒れてしまっているのが現状です。高評価が低評価を上回っている木下の動画は確認できず、バラエティ番組に引っ張りだこだったあの人気は何だったのかと疑問を感じるほどの稀なケースですね」(エンタメ誌ライター)
この“ガチな人気の無さ”が芸人としてオイシイのかは分からないが、木下が自らのアパレルブランドの限定コミュニティ開設を報告した最新の動画では、コメント欄が“メモ”として使われる珍事も発生。
動画内の内容とは全く関係のない「メモ ひき肉200g 牛乳1リットル 炭酸水1リットル 単三電池10本」「良子さん 明日は資源回収の日ですから六時集合ですよ。新聞紙と段ボールは紙紐で縛ります。よろしくお願いします」「修学旅行1日目。お母さん、とうとう修学旅行が始まりました」とのコメントが大量に並び、「コメ欄、先生が説明してるのに生徒が雑談してるような状況だな」「Twitterと化すコメ欄本当好き」といった指摘もあった。
木本の言う通り、ある意味で木下のユーチューバーとしての活躍ぶりは「YouTube史に残る」レベルだと言えそうだ。
(木村慎吾)