「日経エンタテインメント!」が10月5日、「この1年でブレイクしたと思う芸人」ランキングの2020年度版を発表している。
今年で17回目となるお笑い芸人の人気調査を実施した同メディア。その対象は全国の男女1284人となっており、「この1年でブレイクしたと思う芸人」部門ではお笑いコンビ・EXITが128票を集め、初登場で首位を獲得した。
次いで2位には僅差の115票となったミルクボーイがランクイン。M-1グランプリ2019では大会史上最高得点を叩き出し、最もハイレベルとの呼び声が高かった激戦を制した実績はやはり強い。
1位のEXIT、2位のミルクボーイ以下は、霜降り明星(53票)、ぺこぱ(47票)、四千頭身(40票)、アインシュタイン(30票)、草薙航基(28票)ら、いわゆる「お笑い第七世代」に該当する面々がズラリと並ぶ。そして、9位にはなんと首位のEXITとは別に「兼近大樹」が単独ランクインするという異常事態も起きている。
「7位の草薙航基がピンで選ばれているように、このアンケートではコンビ名だけでなく、ピンでの名前も記載することが可能だったようです。EXITはただでさえコンビとして128という票数をかき集めて首位に立っていますが、兼近単体にも26票が入り、10位の千鳥がコンビとして集めた23票をたった1人で上回りました。票割れを起こしながら、コンビでも単体でもトップ10入りする圧巻の人気ぶりですが、ネットではこのランキング結果について『テレビでよく見る人と、面白いと思う人が必ずしもイコールではないと思った』『ブレイクだけならEXITですね。ただネタは何が面白いのか全く分からない』『EXITはチャラい言葉をデカい声で2人で張り上げているだけで、勢いだけ』との声も寄せられています。とはいえ、およそ1200人が対象のアンケートだったものの、EXIT、とりわけ兼近の人気が頭ひとつ抜けているのが現状のようです」(テレビ誌ライター)
EXITが出演する公式YouTubeチャンネル「EXIT Charannel」のチャンネル登録者も66万人という人気ぶりで、中には400万回もの再生数を記録しているヒット動画もある。
結成からわずか3年で若年層のハートをここまで鷲掴みにしているEXITの勢いには、所属する吉本興業もさぞかし「バイブスいとあがりけり」状態かもしれない。
(木村慎吾)