未成年女性と酒席を共にしたとして芸能活動を自粛している山下智久。10月12日にはその女性が「成人だと偽っていた」と書面で謝罪したと報じられている。この調子であれば活動復帰はそう遠くない日になりそうだ。
今回、経歴に傷をつけてしまった山下だが、これまでのキャリアは申し分ない。最新シングル「Nights Cold」は、7月21日発表の「オリコン週間シングルランキング」で初登場1位を獲得。19年7月リリースの前作「CHANGE」に続き、2作連続通算8作目の首位となった。
俳優としても絶好調。出演したHuluの海外連続ドラマ「THE HEAD」が、アジア23の国と地域を網羅するHBO Asiaの配信プラットホーム「HBO GO」で視聴1位に。実力派キャストたちが集結した同作で、山下は日本人唯一のメインキャスト。全編外国語という難所を通訳なしでのりきった。
そもそも山下は、ジャニーズきっての国際派。インスタグラムのフォロワー数は、日本の男性芸能人で堂々首位の510万人超え。天下のキムタクをもしのぐ。
そんな山下がホレる“男の中の男”がいる。KAT-TUN・亀梨和也だ。18年11月28日にリリースしたオリジナルアルバム「UNLEASHED」に収録されている「Dancer」は亀梨、イワツボコーダイの3人で作詞。その誕生秘話が、実に粋なのだ。
「全12曲中、山下が11曲も作詞。死に物狂いの制作になったそうです。締め切りを翌日に控えた日、スランプに陥っていた山下は気分転換でバーに足を運んだ。すると偶然亀梨がいました。ダメ元で『こういう曲があるんだけど、もしよかったら手伝ってくれない？』と作詞を依頼。すると、快諾してくれて、猛スピードで仕上げてくれたそうです」（アイドル誌ライター）
ネガティブな歌詞しか浮かばなかった、当時の山下。亀梨は最高のテコ入れとなり、ポジティブな要素をふんだんに入れてくれた。
リリースされた年の12月9日、横浜アリーナで行われたコンサートツアーファイナルに、亀梨がサプライズ登場。「Dancer」を初デュエットして、満場の観客を喜ばせている。歌唱後に山下は「ありがとう」と亀梨を抱擁。「すげぇいい匂いする」と報告するファンサービスも見せた。
そもそも2人は、05年に放送された学園ドラマ「野ブタ。をプロデュース」（日本テレビ系）で初共演。役と同じ「修二と彰」としてデビューした。今年は、改称した「亀と山P」として初のオリジナルアルバム「SI」（シー）をリリース、初の2大ドーム（東京ドーム、京セラドーム大阪）ツアーを予定していたが、新型コロナウイルスによってすべてが白紙に。ファンをヤキモキさせただけに、山下の世界を股にかけた快進撃は吉報だった。
そんな矢先に襲った文春砲。謹慎明けの山下が、次に作る新記録は何になるだろうか。
（北村ともこ）
