育休中は、子どもに手を取られて大変でも料理や掃除などの家事をする余裕があったのに、職場復帰をしたらそうもいきませんよね。毎日があっという間で、「もはやじっくり考えて行動することは難しい!」というケースが多いもの。復帰後の生活をスムーズにするために、育休中に次のような仕組み作りをしておくことをオススメします。
■誰かに頼むときのことを考えた物の配置に
育休期間は、家具の配置や収納を見直す大チャンス。分かりやすい、取りやすい、片付けやすい配置にしておくことで、家族内で何かを頼む際にどこに何があるかを説明しやすくなるだけでなく、物をなくしにくくすることができます。
家事代行やベビーシッターなどを利用する予定がある場合はとくに、貴重品の管理や防犯対策も徹底的に行いましょう。メールやLINEなどで物の在り処を伝えたい場合のために、よく使うものが入っている引き出しの中の写真を撮っておくと便利ですよ。
■小掃除ルーティーンを作っておく
キッチンやトイレ、お風呂、よく使う家電などは、使う度に30秒~1分程度でできる掃除をする習慣をつけておくと、時間をかけて行う掃除の負担を激減させることができます。場所ごとに掃除用スプレーと布巾などを収納しておき、使用後にさっと一拭きするだけでも、ニオイや汚れの蓄積を防ぎやすくなりますよ。工程が多いと続けにくいため、「疲れていてもこのくらいならできる」を基準に掃除内容を決めるとよいでしょう。
■緊急連絡先などを家族で共有
例えば、仕事中に急遽夫に用事を頼むことになった場合、夫が自分で検索できるものは説明しなくて済むようにしておくと便利です。かかりつけの小児科、よく子どもを預けている親戚の連絡先、よく使うサービスなど、ママにとっては当たり前のものも、家族は意外と知らないケースがあります。
仕事や子どもの対応などは方法やかかる時間を予想しにくいですが、家事や夫婦の連携などは仕組み化が可能です。短時間でやりきれる自信をつけておくと、安心して職場に復帰することができますよ。同じ職業やライフスタイルが似ている人の工夫を参考にするのもオススメです。
(Nao Kiyota)