7月18日に30歳の若さで亡くなった三浦春馬さん。東京・港区の自宅マンションには、仕事で悩んでいたことや「死にたい」などと書かれた手帳が見つかったそうだが、日付は書かれていなかったという。
9月スタートの連続ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBS系)ではヒロインの相手役として出演が決定。7月23日には天才的恋愛詐欺師を演じる映画「コンフィデンスマンJP-プリンセス編-」の公開、7月24日には「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)で来月リリースのセカンドシングル「Night Diver」を初披露する予定だった。
ほかにも8月15日放送予定のドラマ「太陽の子」(NHK)、12月には日生劇場で上演される主演ミュージカル「The Illusionist-イリュージョニスト-」、来年公開の映画「ブレイブ 群青戦記」などが控えている、役者として順風満帆としか言えない状況だった。
「突然の訃報に驚きの声が噴出していますが、その一方でネット上には、三浦さんの思い詰めてしまう性格についての書き込みが目立ちます。2012年2月5日放送の『ホンネ日和』(TBS系)では、2009年10月期の『サムライ・ハイスクール』(日本テレビ系)から2010年1月期放送の『ブラッディ・マンデイ Season2』(TBS系)と、主演連ドラが2クール連続する忙しさの中で『自分の許容範囲を超えてしまった』と語り、ある日、ドラマ撮影の休憩中に楽屋で『役者を辞めて俺は農業の道に行こう』と思い立ち、“農業学校”を検索し始めたと明かしていました。昨年7月10日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)では、以前交際していた女性との別れについて『毎日その子のことを考えて辛かった』『ある日、その子のことを1日考えなかった日が来た。これはタイミング、今だと思ってお別れしたんですよ。この日をまたいでしまったら、また辛い日が続くと』と、思い詰めて視界を狭めてしまう癖を告白。今年4月5日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)では、『“自分、できるから”という見栄を張ってしまって、できなかった時にすごく自分の居場所がなくなる、窮屈に思えてしまう。そうじゃなくて誰かに『助けて』って言うこと、それも勇気じゃないですか。それができたら1つ大きくなれるんだろうな、と思ったのも20代後半ですもんね』と、自らSOSを出すことが苦手だったことを明かしています」(女性誌記者)
そんな真面目でナイーブな性格が生きづらさに繋がってしまったのか。役者、歌手、MCなど、これからの三浦春馬をもっと見せてほしかった。