江頭2:50「心の病」を初告白…立ち直ったキッカケの「『お笑いの力』を身をもって感じた瞬間」とは!
今だからオレ言うけど、岡村とオレ、同じ病気だったんだよ。…絶対公表しないって思ってた。それでね、オレ、入院してたのよ…」
お笑いタレント・江頭2:50のYouTubeチャンネル「エガちゃんねるEGA-CHANNEL」(12月19日付)に、フジテレビ系のお笑いバラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!」(1996年10月19日‐2018年3月31日)で共演歴のあるお笑いコンビ「ナインティナイン」(岡村隆史・矢部浩之)が出演。岡村といえば、2010年に精神的な病から約5か月間の長期休養。復帰した岡村は「(頭が)パッカーンってなった」と笑いを誘ったものだが、江頭も同じ病を患ったと言うのだ。しかもその闘病生活は「3年くらい」(江頭)にも及んだそうだ。
「(病気になった)きっかけがオレハッキリしてて、誕生日の日に毎年マイク1本でトークライブやってたのよ…」(江頭)
客席100人の会場を満員にするところから始まり、徐々に規模を増やして1200人の「なかのZEROホール」公演でのことだが、「(ライブのタイミングで)いろんなことが起きちゃって。台本覚えるどころじゃなかった。そして、(ステージに)出て1人でしゃべってたら、完全にポーンって(セリフが)抜けて。そうしたら、1人(客席の)男が『江頭!台本覚えて来いよ!袖にはけて』って。もうそれから真っ青になって…途中で終わったのかな…」と記憶もおぼつかない様子だったとか。では、そんな江頭が回復したきっかけは…。
「所(ジョージ)さんの『ダーツの旅』(※日本テレビ系『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』の名物企画)。あれを病室で1人で観てたの。『第1村人発見』ってあるじゃん。それで、ディレクターが向こうを向いてるオジサンに呼び掛けて、こっち向いたら、その頃、花粉症凄かったから、鼻にティッシュをつけた(両鼻に詰めたティッシュが長く伸びた状態)…。それ観て大爆笑したのよ。え、オレ笑えるんだってビックリして、それからスコーンって良くなって。お笑いの力ってすげぇなって思った…」(江頭)
病んでいたことを公表しなかったことも、また回復したきっかけも、いかにも江頭らしいエピソード。笑いを突き詰める江頭の原動力は笑いの力を身をもって感じた、こんなところにあるのかもしれない、と感じ入った。
(所ひで/YouTubeライター)
