かつて「不死身の龍」と呼ばれた、黒い社会における伝説の男が、専業主夫として家事に専念するコメディドラマ「極主夫道」(日本テレビ系)。俳優の玉木宏が主夫力高過ぎな主人公・龍を演じ、世の中の仁義を斬りまくるストーリーだ。
「主人公の龍は、家事が全くだめなキャリアウーマンの妻・美久(川口春奈)に代わって料理や炊事洗濯に邁進。劇中には生活の知恵が散りばめられ、それがまた評判を呼んでいるんです」(芸能ライター)
例えば10月11日放送の第1話では、Tシャツの肩と裾を合わせて畳むことで、短時間でキレイに畳める技を披露。また、婦人会会長の和子(MEGUMI)の自宅では「洗濯物が多い時は部屋干ししたらなかなか乾きません」と、くしゃくしゃに丸めた新聞紙を洗濯物の下に置き乾きを早くするというテクニックを伝授したのだ。
このように、毎回紹介される家事テクニックだが、特に注目を集めているのが、龍の「白い粉」シリーズだ。
「白い粉というと、どうしても怪しい薬物を思い浮かべてしまいますが、ここでいう白い粉は、クエン酸や片栗粉のこと。10月25日に放送された第3話では、残業から帰ってきた美久(川口)に『疲れが吹っ飛ぶ白い粉、クエン酸や!』とクエン酸と蜂蜜をブレンドした疲労回復ドリンクを振る舞います。また、その翌週の第4話では、肉屋でトンカツ用の肉を買い『あとは白い粉つけて高温で油責めしたったら、サクッとジューシー、トンカツの完成や!』と、またもや“白い粉”が登場。これが視聴者からウケているというわけです」(テレビ誌ライター)
ネット上では「極道主夫の白い粉シリーズマジに外れなし」「毎回笑わせてもらってます」など大好評となっている。
一見際どく攻めながら、とってもユーモラス。次はどんな白い粉が出てくるのか、要チェックだ。
(窪田史朗)