【19番目のカルテ】仲里依紗“苦悶”演技に同病の視聴者が共感も松本潤に“欠けている”の指摘!
嵐の松本潤が主演を務める日曜劇場「19番目のカルテ」(TBS系)が7月13日からスタートし、平均視聴率は11.4%の好発進となった。
今作は、魚虎総合病院を舞台に、単に病気を診るだけでなく、患者の精神状態や生活背景をじっくりと聞き出し、その患者にとっての最善の医療を提供する総合診療医・徳重晃(松本)と医師たちの活躍を描く、ヒューマン医療エンターテインメント。原作は、漫画家・富士屋カツヒト氏による「19番目のカルテ 徳重晃の問診」である。
第1話は、全身の辛い痛みを抱えながらも、どの病院でも「異常はない」と診断され、病名の付かない状態に悩むデザイナーの黒岩百々(仲里依紗)が、徳重の総合診療科にやって来た。
病名が付かず、診断結果が「異常なし」では、仕事を休むこともできない。黒岩は心身ともに疲弊していた。それが、ようやく徳重によって「線維筋痛症」との診断が下った。
線維筋痛症とは、微熱が続き前身の倦怠感や骨格筋の激しい痛み、四肢のしびれなどの症状があるのだが、血液検査、CTスキャン、MRIで検査しても異常を発見できない。同じ病気に悩まされているとみられる視聴者からは「痛いって言ってるのにまともに見てくれない医者ウンザリしたわ。なんだかんだ痛い原因わかってくれたのは理学療法士さんだった」「私も原因不明の強い腰痛で、所見はどこも悪くないのに本当に痛かった。結局、線維筋痛症でした」など、同じような体験をしたコメントが散見された。
また、線維筋痛症の患者を演じた仲について「里依紗さんのお芝居に圧倒されました」「仲里依紗上手い。辛くてイライラする感じわかる」など、絶賛された。
「原作も読みましたが、ドラマはいろいろと雑な部分が多いように感じます。まず、整形外科にいた滝野みずき(小芝風花)が、いつの間にか総合診療科にいた。徳重が気になる患者のカルテを見て、担当医からのコンサルテーション(助言や提案)もないまま病棟を回っていましたが、これはアウトです。けれども、原作ではそのあたりがきちんと表現されていました。また、徳重が丁寧な診療を心掛けていることを強調したいのか、ややスピード感に欠ける気がしました」(テレビ誌ライター)
個性的な医師が多い魚虎総合病院に徳重が来たことで、結束が深まっていく今作。今後の展開に期待したい。
