一部では“ポスト「おっさんずラブ」”と呼ばれている豊田悠氏による同名漫画が原作の深夜ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京系)。通称「チェリまほ」と呼ばれるこのドラマは、主要人物を演じる役者陣が赤楚衛二、町田啓太、ゆうたろう、浅香航大というイケメンぞろい。しかもその4人がボーイズラブを演じているため「尊いけどおもしろい」と評判になっている。
赤楚演じる安達清が、30歳の誕生日に「触れるとその人の心の声が聞こえる魔法」を手に入れ、イケメンでエリートな会社同僚・黒沢優一(町田啓太)から好意を抱かれていることに気づき、2人の関係がどう変化していくかがメインのストーリーだ。しかし10月22日深夜放送の第3話では、安達(赤楚)の大学時代からの友人で小説家の柘植将人(浅香)もまた、「触れるとその人の心の声がわかる魔法」を手に入れたことでおもしろさが増幅。柘植は宅配員の綿矢湊(ゆうたろう)との荷物の受け渡しの際に指が触れ合い、“パーティーピーポー”なマイルドヤンキーに見える綿矢の意外な優しさを知り、10月29日深夜放送の第4話では、綿矢にときめきを感じている自分に戸惑っている状況なのだ。
「浅香は若手バイプレーヤーとして数々の作品に出演していますが、ネット上では『前髪を変えるだけで別人になれる俳優』と指摘されています。確かに『チェリまほ』では前髪を下ろして内向的なキャラを好演していますが、前クール放送の『ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』(NHK)や『あなたの番です』(日本テレビ系)では前髪を上げ、頼りがいのあるクールキャラがハマっていましたからね。中には『浅香くんだけじゃなくて、人は前髪が8割なのでは?』と、人間の評価は前髪で8割は決まってしまうものなのではないかと指摘するコメントもあります」(女性誌記者)
前髪の上げ下げでキャラクターを使い分けるテクは、一般人にも使えそうだ。