免疫力の弱い幼い子どもを新型コロナウイルスから守ることは、容易なことではありませんよね。毎日の手洗い、うがいや除菌、マスク着用、密を避けるなどの努力の継続も、もうすぐ1年を迎えようとしています。
アメリカでは、新型コロナウイルス感染症ワクチンンの有効性が確認されたとして話題になっていますが、これはコロナ禍収束の第一歩になるのでしょうか。日本にも供給された場合、皆さんはどうしますか?
C Channelが運営するママ向け動画メディア『ママタス』が2020年10月、Instagramのフォロワー1万1208人を対象に実施した調査によると、「コロナワクチンができたら子どもに打たせる?」という質問への回答は、「はい」が53%、「いいえ」が47%だったそう。やや肯定派が多いものの、すぐに受けさせたいとは考えていないママも多い様子。まだ見ぬワクチンの存在に、不安を感じている方も少なくないようです。
また、同調査に寄せられた具体的な意見では、ワクチンに対して肯定的なものに「子どもと家族を守るため」「コロナに感染して万が一死亡したら取り返しがつかないので受けさせる」「少しでも感染のリスクが減るのであれば」などの声がありました。
否定的なものには「100%安全という保証がないから」「短期間で開発されたワクチンのため、効果や副反応がわからず、怖い」「海外で開発されたワクチンのため、日本人の体に合うかわからない」などの声があったそうです。
ワクチン接種は、感染症への罹患率を減らすことで命を守る選択であると考えるママがいる一方で、ワクチン自体が持つ人体への影響が未知数として懸念しているママもいます。大人にとっては軽い副作用でも、幼い子どもにとっては命にかかわるケースもありますから、初めての試みに慎重に構えている方もいるようです。
とはいえ、日本にワクチンがやってくる頃には、今よりもずっと情報が多く、安心して受けられるものになっている可能性もありますから、今後の動向を注視したいですね。家族や周りの人々の命を守る選択になるように、一人ひとりが知り、考え、行動したいものです。
(Nao Kiyota)