お笑いタレントの明石家さんまが12月24日放送の「アウト×デラックス」(フジテレビ系)に出演し、結婚したナインティナイン・岡村隆史への愚痴を相方の矢部浩之にぶつけている。
聖夜のサプライズゲストとして同番組に飛び入りで登場したさんまは、矢部に対して「岡村に言うとけよ!」と糾弾し、結婚の祝儀を渡した際のやり取りを説明。さんまによると、結婚祝いの祝儀袋には渡す相手にちなんだ添え書きをそれぞれ考えるようで、長く独身グループの“アローン会”に所属してきた岡村には、アメリカのホームラン王であるハンク・アーロン氏とかけて「人生のホームラン王代 アローンからアーロンへ」と綴って渡したのだという。
この渾身のボケについて、さんまは“丸一日考えた”と告白。しかし、その祝儀袋を受け取った岡村は「すぐにカバンにしまいよった」と振り返り、満を持して用意したさんまのボケをスルー。さんまはこれに不服で相方の矢部を叱りつけていた。
「さんまは2013年に俳優の中尾明慶が仲里依紗と結婚した当時にも、ご祝儀とは別で、“2人が一生離れないように”との想いを込めて瞬間接着剤をプレゼント。そうした粋な計らいで周囲から感謝されてきました。今回、長くさんまの愛弟子として共演してきた岡村の結婚ということで、ボケの構想に丸一日をかける本気っぷりを見せ、世間からは『結婚祝いにも全力で考えたメッセージを添えるさんまさんは本当にステキ』『さんまさん、やはり面白い。常に笑いやユーモアを考えてる。普通なら疲れるけど、まさに天性なのでしょう』との絶賛が続出。一方で、岡村の反応については『緊張して恐縮してそこを突っ込む余裕なんて無かったんだと思います』『ハンク・アーロンは野球通じゃないと反応できない』『アーロンはさすがに難しすぎる』と同情の声が出ています」(テレビ誌ライター)
さんまの想定では、「人生のホームラン王」から即座にハンク・アーロンを連想し、そこから独身会のアローン会と引っ掛けたことへのツッコミを用意しなければならなかったようだ。
さすがの岡村も、お笑い怪獣からの要望は荷が重すぎたといえるだろう。
(木村慎吾)