今や社会現象ともいえる「鬼滅の刃」。映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」も公開から11週目までの興行収入が324億円を突破し、ついに歴代1位に躍り出た。お笑い女芸人・椿鬼奴をはじめ芸能界でもファンが多いこの作品だが、一方でブームに一石を投じて物議を醸している大物タレントがいる。明石家さんまだ。
「12月12日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)に出演した際、さんまは『鬼滅の刃』が完結するコミックの23巻まで入手したと言っていましたが、ラジオでは『最後は気に食わなかってんけどな』と前置きした上で『“これで終わりです”って言ってるけど、続ける気やなっていう感じでした』と感想を漏らしています」(芸能ライター)
さんまは「最後の巻はもっと炭治郎押しでええんとちゃうんか」と持論を展開。しかし、これが思わぬ批判を招く結果となった。
「ラジオのリスナーからは同意する声が上がる一方で、『でたー! 流行り物に文句つけないと生きていけないのかな?これだから高齢者は』『いやいやマジで老害だから』など、天下のさんまを“老害”扱いする意見が数多く上がっていました」(前出・芸能ライター)
これには《老害と言えばマウント取れると思ってる連中のほうがよっぽどタチが悪い》《ちょっと作品への不満を漏らしただけで老害だーって言うのは違う》と、さんまを擁護するコメントも。
さんまにしてみれば、あくまで一読者として感想を話しただけにすぎないのだろうが、それがこんな事態になるとは。さんまの影響力の大きさがそうさせたのか。それとも、これこそが「鬼滅の刃」のお化け人気というのものなのか。
(窪田史朗)