2019年下半期放送の朝ドラ「スカーレット」(NHK)で、戸田恵梨香演じるヒロイン、川原喜美子の婿養子・十代田八郎を好演し、多くの女性視聴者を「八郎沼」なる“魅力の底なし沼”に引きずり込んだ松下洸平。
家族のことよりも陶芸を優先する喜美子に疲れ果て、八郎は離婚するが、離婚後も喜美子のよき理解者としてサポート。これまでのNHK朝ドラでは類を見なかった、ニュータイプの優しい男に多くの女性が心をときめかせたのも納得だ。
また、前クール放送の「#リモラブ~普通の恋は邪道~」(日本テレビ系)で演じた通称「青ちゃん」こと青林風一も、元カノ・我孫子沙織(川栄李奈)に性フレがいることにも気づかず、性フレの存在を知らされた後もそれを理由に別れていいものかとウジウジ悩むという、どんなことも受け止めるニュータイプの“受け止め男子”を好演。「スカーレット」放送時に「八郎沼」にハマった女性たちは、新たに「青ちゃん沼」にどハマり。「抜け出せない、いや抜け出したくない」という声がネット上に続出した。今や松下の人気は不動となったと言えるだろう。
「松下が演じた『スカーレット』の八郎も『#リモラブ』の青ちゃんも、女性の言葉にきちんと耳を傾けてから自分の意見を述べるという“後出しキャラ”。働く女性にとって自分の話を聞いてくれる男性は大変うれしい存在と言えるでしょう。2作品とも脚本家は水橋文美江氏で、ウジウジグズグズする男性の弱い部分を見事に優しさへと昇華させたキャラ作りに成功しています。松下は水橋氏に足を向けて寝られないのでは」(テレビ誌ライター)
放送中の「知ってるワイフ」(フジテレビ系)では、大倉忠義演じる元春の同僚・津山を演じている松下。1月14日放送第2話からは、元春がタイムスリップした世界が描かれ、津山は独身となり、同じく独身となった澪(広瀬アリス)に惚れ込み猛プッシュするという。
新たな「津山沼」にハマる女性が出現しそうだ。