「子どもが巣立つなんてまだまだ先」と思っていると、数十年後や老後の自分についてイメージすることはあまりないかもしれません。でも、後から「あの時しっかり考えておけばよかった……」と思っても、時間を巻き戻すことはできません。今を大切にしつつ、次のような事柄をイメージして、必要な準備があれば少しずつ進めていくことをオススメします。
■仕事について
最近では、定年退職後も再雇用制度を利用したり最就職をしたり、中には起業をしたりして自分らしく働き続ける人が増えています。定年後も働きたいか、今のキャリアの先にそのような日々がイメージできるか、また、老後にしたい仕事のために今のうちから準備できることはないかなどを整理しておくことで、動き出しがスムーズになりますよ。仕事以外のことをして過ごしたい場合は、資金基盤などを整えることが必要かもしれませんね。
■趣味や目標について
今も楽しんでいてその後もずっと続けたい趣味や、時間に余裕ができたときに挑戦したい趣味、老後に成し遂げたい目標なども、早いうちから明確にしておくと前向きに歳を重ねることができそうです。もちろん、そのときになってからやりたいことや目標が出てくるかもしれませんから、余白を残しつつ、楽しくイメージングしましょう。
■健康維持について
仕事や趣味、家族との時間を充実させたいと思っても、健康の土台がなければ思うように頭や体を動かすことはできません。とくに、ママは子どものことを優先して自分のことを後回しにしてしまいがち。今の生き方の先に将来の心身がありますから、毎日の食事や睡眠、運動について見直し、自分を大切にすることも忘れないようにしましょう。
細かく決めようとすると、面倒になってしまったり時間がかかってしまったりするかもしれません。そんな場合は、パートナーや家族との会話からざっくりと自分や相手の気持ちを整理するとよいでしょう。「そんなつもりじゃなかった!」と後悔しないためにも、いつ変わってもよいという心づもりで、定期的に希望や目標を発表し合ってはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)