「私は結婚したい」「私は結婚したくない」と、結婚願望についての発言ってよく聞きますよね。でも、結婚の意味を理解している人はどれくらいいるのでしょうか。実際の結婚は、重要な「契約」という側面もあるからです。契約というとネガティブなイメージがありますが、実はメリットもあるんですよ。
イラストレーターりゃんよさんの著書「結婚生活マニュアル」(学研プラス刊)では、結婚は「経済的契約」だと断言しています。その例として、共有名義でローンを組めたり、夫婦のうちの片方が亡くなった場合は財産を相続できたり、お互いを受取人にした生命保険をかけられたりといったことが紹介されていて、それをみると結婚のメリットは意外にも多いようです。もちろん、生活を支え合う、お互いの両親の面倒を見合う、責任持って子どもを育てるという義務もありますが。
また、メリットは他にもあるようです。政治学者である森川友義さんの著書「結婚しないの?できないの? 森川教授の結婚力養成講座」(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)によると、女性にとっての結婚のメリットは、「子ども」「ウェディングドレス」「永久就職」という3つがあるのだとか。とはいえ、今は自分で稼ぐ時代でもあるため、永久就職というのはちょっと時代錯誤かもしれませんね。
結婚は「契約」という厳しい面があるものの、その分メリットも大きいです。結婚したい派も、結婚したくない派も、その本質をよく理解しておきたいものですね。