3月15日、アメリカ音楽界の祭典「第63回グラミー賞」が開催された。そんな中、日本では「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」に注目が集まったという。
「同賞には、ジャスティン・ビーバーfeat.クエヴォや、韓国グループ・BTSなどがノミネートされていた中、レディー・ガガ&アリアナ・グランデの『RAIN ON ME』が受賞となりました。すると、韓国歌手初のグラミー賞を期待していた一部BTSファンから『なんでBTSじゃないの?』『受賞できなかったの本当に悔しい』『朝から泣いた』などと悲しみの声が相次ぐこととなりました」(芸能記者)
その一方、日本人では、長崎県出身のドラマーでパーカッショニスト・小川慶太さんの参加するバンド「スナーキー・パピー」が、「最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム」部門を受賞。しかし一部新聞社は、BTSが受賞を逃したことをメインで伝えたため、「なぜ他国の歌手が日本のアーティストのように報道されるのか」とYahoo!コメント欄などが大荒れする事態となっている。さらに、同日放送された情報番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)の報道にも批判が集まったという。
「この日、『めざまし』でもグラミー賞の話題が取り上げられました。しかしアナウンサーは、受賞したレディー・ガガや、アリアナ・グランデよりも、賞を逃したBTSを『残念ながら』という言葉を使ってメインで紹介。そのため、視聴者からは『どこの国のニュース?』『残念、残念って、ガガやアリアナとそのファンに失礼では?』『普通は賞を獲ったアーティストを讃えるものでしょ』と疑問の声が殺到することに。ガガといえば東日本大震災以降、復興の支援だけでなく、10年が経過した今年の3月11日にも、日本に向けたメッセージ動画を発信し注目を集めました。一方、BTSは18年に原爆投下を肯定するTシャツを着て炎上したこともあり、彼らメインの報道が納得できない人も多いのでしょう」(前出・芸能記者)
今回の件に関してBTSは悪くないものの、韓国メインの報道スタイルに疑問を持った人が多かったようだ。