夏に向けて春頃からダイエットをスタートし、順調に結果が出始めたのも束の間。梅雨に入ると結果が思うように出なくなって、結局夏を前に挫折してしまった……という経験はありませんか? 実は、梅雨は次のような理由でダイエットがうまくいきにくい時期。上手に対処して、なりたい自分を実現しましょう。
■運動量が減りやすい
雨や高湿の状態が続く梅雨の季節は、外での運動ができなくなったり不快感で運動が億劫になったり、春に比べて運動の質が低下しがち。外出中の歩行やジョギング、スポーツなど、外での運動時間を確保していた人は、室内でできる運動に早めに切り替え、慣れておくことが大切です。
■自律神経が乱れやすい
梅雨は気圧や天候の変化によって自律神経が乱れやすく、体調不良や代謝の低下を起こしやすい時期です。同時に、新年度がスタートして2~3ヵ月経ったところなので、疲れが出やすいこともあります。そんなときにトレーニングや食事の管理を続けると、ストレスが溜まって食べ過ぎや挫折などを招きやすくなりますから、自身の体調をよく観察して無理のないスケジュールで進めましょう。やる気の減退を感じたら、それまでのダイエット法を見直して楽しく取り組めるよう、目標や方法を変更するのもオススメです。
■体を冷やしやすい
雨で気温が低下すれば体が冷えやすく、ジメジメと蒸し暑い日があれば冷たい食べ物を食べたくなり、寒さの厳しい季節ではないものの冷えを招きやすいのが梅雨の時期。冷えは血液循環を滞らせ、代謝を低下させる要因の一つですから、温かい飲み物・食事や、入浴、適度な運動などを上手に取り入れて冷えを防ぎましょう。
代謝やモチベーションの低下を招きやすい梅雨のダイエットは、栄養バランスがよい体を温める食事や、楽しく続けられる運動メニューへの変更などの工夫で乗り切るのがよいでしょう。頑張るばかりでなく、心身の調子を整えて楽しく取り組む工夫を忘れないようにしましょう。
(Nao Kiyota)