肌のことは気にかけられても、髪まで手が回らない……ということはありませんか?
そんなとき、“結んでしまえばなんとかなる”作戦で乗り切ると、トラブルや傷みに悩まされやすくなります。髪の老化やトラブルを未然に防ぐには、次のようなケアを積極的に取り入れるのがオススメです。
■頭皮マッサージを習慣化する
頭皮周りの血行を整える習慣をつくると、髪の栄養状態を整えやすくなります。入浴中に湯船で温まりながら指の腹を使ってゆっくりマッサージしたり、シャンプーで洗いながらマッサージしたりすると、時間を捻出せずとも習慣化しやすくなりますよ。心地よいマッサージで、疲労やストレスを緩和しやすくなるのもうれしいポイントです。
■ドライヤーやヘアアイロンの高温使用を避ける
髪を痛める機会を減らしやすいのが、ヘアケア用品の温度管理。高温でケアし続けると髪の変質や傷みを招きやすいので、低温でじっくりケアするようにしましょう。ドライヤーの場合は髪に近づけ過ぎず、離して乾かすだけでも傷みを防ぎやすくなります。温度設定ができるものは、負担の少ない低温を選ぶようにしましょう。
■“乾かさずに寝る”日を無くす
髪を乾かさないまま寝てしまうと、思い通りの状態に整えにくいだけでなく、雑菌が繁殖することでトラブルを起こしやすくなります。時間がない場合は、タオルドライをして用事を終えてから、ドライヤーで仕上げブローをするとよいでしょう。お風呂上がりに乾かすよりも、短い時間でしっかりと乾かしやすくなります。
ちょっとした心がけや、使用方法の変更だけでできる髪のケア法はたくさんあります。髪の乾燥を防いで艶や瑞々しさを保つために、日々の生活の中で無理なく取り入れられる対策から実践してみてはいかがでしょうか。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)