社会学者の古市憲寿が7月29日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)に出演し、現在開催中の東京五輪に対する関心のなさを明かした。
7月23日に開会式を迎え、様々な競技が連日にわたって高視聴率を連発している東京五輪だが、古市がチェックしたのはたまたまチャンネルを回した際に行われていた男子体操個人総合のみだという。
MCで俳優の谷原章介から「スポーツに興味のない古市さんが体操を見ていたと?」と振られ、古市は「昨日、めざまし8のスタッフから『オリンピック、何見てますか?』って言われて、1秒も見てなかったので慌ててテレビをつけたら、たまたま体操がやっていた」とし、同日まで五輪は1秒足りとも見ていなかったと告白。これには同局の永島優美アナウンサーも「ちょっと!」「ええ!?」と驚きのリアクションを上げていた。
「ビデオリサーチの関東地区調査によれば、7月27日開催の卓球4回戦・女子シングルス、ソフトボール女子決勝は23%もの世帯視聴率を記録し、26日の卓球決勝~表彰式・混合ダブルスも24.6%を記録。さらに、23日の開会式に至っては56.4%と報じられており、国民からの注目度の高さがうかがえます。しかし、これらの数字に古市は1秒も貢献していないことになります。しかし、ネットでは“古市派”の声も多く、『スポーツを見ない人間というのは一定数いるよ。ただ古市ほどはっきりと明言する人間が今までいなかっただけで』『五輪って観なきゃいけないものなの? 観てないっていう発言に対して、そこまでビックリされる理由がわからん』『皆が見ているからあなたも見ているだろう。これを同調圧力というのでは。日本の悪いところ』『別に驚くことではない』との反応や、『手のひらを返したようにオリンピックを賞賛しているマスコミに比べたら、終始一貫している発言だと思うよ』と、かねてよりスポーツへの関心のなさを示してきた古市のブレないスタンスを指摘する声もありました」(テレビ誌ライター)
古市は2018年に開催されたサッカーW杯ロシア大会中も、報道番組「とくダネ!」(フジテレビ系)にて、山崎夕貴アナから「見ましょうね!」と促されるも、「僕は見ないです」と塩対応。MCの小倉智昭からも「いやな奴だなぁ」と煙たがられていた。
周囲が何と言おうと関心のないものは見ない。古市の孤高のポリシーは今も健在のようだ。
(木村慎吾)