山田孝之主宰の“農園サロン”が地元住民と軋轢!原因はどこにある?

 俳優の山田孝之が主宰し、山梨のとある集落を拠点としている“農園サロン”に、地元住民が困惑していることを週刊誌「女性セブン」9月23日号が報じた。

 山田が主宰する“農園サロン”は今春から始まったもので、正式名称を「原点回帰」という。同記事によると、山梨県のとある集落に山田と「原点回帰」のメンバーが土地を借り、農業を始めたのだという。

 土地は10年以上放置されていた耕作地で、山田たちは知人から紹介されて借り上げた。土地の持ち主は、日本には耕作放棄地がいっぱいあり、個人的には土地を使ってもらえて感謝していると述べている。山田たちは農業を始めるにあたり、専門家も招いて勉強会を開き、土作りから始めたとか。現在はパクチーやトウモロコシ、キュウリなどの野菜を無農薬で育てているという。

 一方で、山田は日本の原風景と農業を守りたいと考えつつも、自分たちが動くことで地元住民たちの静かな暮らしを壊してしまうリスクを理解していたようだ。SNSやメディアのインタビューで地名を明かさないことを地元住民たちに約束していた。

 しかし、4月に地元の新聞社が取材に訪れ、記事で畑のある場所が報じられてしまったという。以来、地元住民たちは態度を硬化。その理由は山田のファンや野次馬が全国から押し寄せるようになったからだ。さらに新型コロナウイルスが持ち込まれる危険性も念頭にあったようだ。さらに、スピードを出して狭い道を車で通り、我が物顔で畑を歩いて挨拶をしないプロジェクトメンバーへの怒りも表面化しているという。

 ネットでは記事の内容について《地元の人に受け入れられないと続けるのは難しいよね》《山田孝之はむしろ秘密にしていたのに、新聞社がやらかしただけだろ。こういうのでなぜ山田孝之が責められなきゃいけないんだ?》《長閑な地域に有名人が来れば、いろいろな問題が起きます。山田さんも、地元の方と会話をしながら、共存共栄出来るといいですね。地元の人も、農産物等来る方に提供して、少し潤うといいですね》などさまざまな意見が寄せられた。

「山田に限らず自然回帰志向の芸能人は増えています。俳優の松山ケンイチは北の“雪深い地域の村”に一軒家を建てて、東京と田舎の2拠点生活を送っていますし、柴咲コウは地球環境に優しく、持続可能な社会を目指したアパレルブランドを立ち上げ、現在は北海道に一軒家も建てて、同じく2拠点生活を送っています。東京から離れ、地方に移住している芸能人は多い。彼らにとって、地元住民とどう折り合いをつけて馴染んでいくかが課題となっているようです」(芸能記者)

 初手でつまずいてしまったが、今後「原点回帰」が地元住民の信頼を得るには、旗振り役の山田の対応が不可欠だろう。

(柏原廉)

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